1. I.1 有機半導体の開発
    1. 有機エレクトロニクス
      1. 有機電子デバイスの研究開発
        1. :進展+動作原理の理解
          1. 有機エレクトロルミネッセンス
          2. (有機EL:Organic Electroluminescence)
          3. 有機トランジスタ
          4. Organic Transistor
      2. 導電率から見ると絶縁体として分類される材料
        1. ある程度の移動度(~10⁻³ cm²/V・S)
        2. 電子とホールが移動
          1. 電流が観測される有機材料が多数発見。
      3. 研究分野の基礎
        1. 有機半導体で培われた大いなる知見
      4. 有機物
        1. 古くから絶縁体の代名詞
          1. プラスチックやゴムなど
          2. =産業上の応用
          3. 絶縁性・誘電特性が利用:
          4. 絶縁被覆材料
          5. コンデンサー
          6. 樹脂で成形された筐体など
      5. 歴史
        1. 無機半導体エレクトロニクス分野
          1. 第2次大戦後はシリコンを代表、
          2. 世界経済を牽引
        2. 提唱:既成概念を打ち破り、
          1. 有機物そのものに電気を流す
          2. 有機半導体という技術領域
          3. 先駆したのは日本の研究者
        3. 1954年
          1. 東京大学
          2. 井口洋夫
          3. 赤松秀雄
          4. 松永義夫
          5. 電荷移動錯体
          6. 芳香族炭化水素とハロゲン
          7. ⇒導電率が向上することを見出
          8. ペリレン臭素錯体
          9. 安定的
          10. 非常に高い導電度(~10 Ω・cm)
          11. Nature, 1954、173、168
        4. 1973年
          1. ジョンズ・ホプキンス大学のJ. H. Perlstein,
          2. ペンシルバニア大学のA. J. Heegerら
          3. 電荷移動錯体
          4. テトラチアフルバレンーテトラシアノキノジメタン錯体
          5. (TTF-TCNQ)
        5. ほぼ同時期
          1. 白川英樹ら
          2. ポリアセチレン
          3. ドーピングする
          4. ヨウ素などのアクセプター
          5. アルカリ金属などのドナー
          6. 導電性高分子
          7. ⇒10² S/cmと金属並みの導電率
          8. 2000年のノーベル化学賞の受賞
          9. モデルが確立
          10. 有機電荷移動錯体
          11. 有機金属の導電メカニズム
      6. 有機半導体の研究成果
        1. 有機光導電体材料:応用
          1. (Organic Photoconductor:OPC)
          2. 感光ドラム
          3. コピー機
          4. レーザープリンター
          5. 100%に有機半導体感光剤
          6. 感光ドラム
          7. アルミを基板
          8. 上部に積層した構造
          9. 電荷発生層
          10. 電荷輸送層
          11. 有機感光体の電荷輸送材料:例
          12. カルバゾール系化合物
          13. アリールアミン系化合物
          14. OPC分野:電荷輸送材料の高性能化
          15. 有機ELの素早い立ち上がり。
          16. OLED_I-2.png
  2. I.2 様々なルミネッセンス現象
    1. 現象
      1. 有機EL
        1. 電気を流す
        2. 電気を光に変換する過程
        3. 分子設計
          1. 有機発光材料
          2. エネルギー刺激を与えられた時
          3. 応答として光を放出する機能
          4. 発光過程
          5. エネルギー変換プロセス
          6. 正孔を流すこと
          7. 電子を流すこと
    2. 入力エネルギー種
      1. 光エネルギー
        1. フォトルミネッセンス
          1. (Photoluminescence)
      2. 電気エネルギー
        1. エレクトロルミネッセンス
          1. (Electroluminescence:EL)
      3. 化学エネルギー
        1. ケミルミネッセンス
          1. (Chemiluminescence)
        1. OLED_I-3.png
    3. 各発光現象の詳細なプロセス
      1. 共通点
        1. 高いエネルギーをもつ励起状態を形成
        2. エネルギーを光として放出し
        3. エネルギー的に低く安定な基底状態に戻る
    4. 有機EL
      1. とは。
        1. 有機薄膜内にキャリアを注入
          1. 有機色素上で再結合させて
          2. 励起状態を形成
          3. 発光を取り出すことからキャリア注入型EL
      2. 呼び名
        1. @日本
          1. 有機ELという呼び名が定着
        2. @世界
          1. 発光ダイオードの一種
          2. OLED(Organic Light Emitting Diode)
      3. 構成
        1. 基本構造
          1. 陽極と陰極間
          2. 積層膜
          3. 正孔輸送層
          4. 発光層
          5. 電子輸送層
          6. OLED_I-4.png
          7. 膜厚
          8. 100 nm~200 nm
        2. ディスプレイ用途
          1. 三原色(赤、青、緑)の発光の調整
          2. 発光波長を制御
          3. 有機EL:自在に色調の制御。
      4. 発見の当初から期待
        1. 高機能フラットパネル
        2. 面発光照明への応用
        3. ⇒括発に研究開発
      5. 特徴
        1. 電流注入型の薄膜面発光デバイス
        2. 視野角が広く視認性に優れる
        3. 10 V以下で駆動できる低電圧駆動
        4. μ秒オーダーの速い応答速度
          1. 動画再生性能に優れる
        5. 単純な素子構造
          1. 薄型化および軽量化
  3. I.3 有機ELの黎明期
    1. 有機ELの研究
      1. 1953年
        1. 有機色素を含む高分子薄膜
          1. 高い交流電流を印加
          2. 発光
      2. 発見; A.Bernanoseの研究
        1. A.Bernanose
          1. 無機ELと同様の機構で起こると主張
          2. 電極のグロー放電に由来する紫外光によって
          3. 蛍光体励起の二次的発光
    2. 1960年代
      1. ニューヨーク大学
        1. M. Popeら
      2. NRC Canada
        1. W. Helfrichら
      3. 有機ELの研究の始まり
        1. 電場を印加
          1. アントラセン単結晶から
          2. =フォトルミネッセンスと同じ蛍光
        2. アントラセン単結晶の両端に溶液電極
          1. 溶液:陰極:アントラセンのアニオンラジカル
          2. 陽極:カチオンラジカル
        3. 溶液電極を介して
          1. 有機薄膜にキャリアを注入
          2. アントラセンからの発光を取り出し
    3. アントラセン単結晶ELの動作機構(図5)
      1. 溶液電極から結晶中へ
        1. 正孔(ホール)、
        2. 電子
        3. 注入
          1. 生成
          2. ラジカルカチオン
          3. ラジカルアニオン
          4. 移動
          5. 外部電界により結晶中を移動
          6. 再結合して発光
      2. しかし:アントラセン単結晶
        1. 10 μm-1 mmの厚み
        2. 100 V ~ 10 kVもの非常に高い電圧が必要
        3. 結果
          1. 著しい溶液電極の劣化
          2. ディスプレイや照明としての応用を検討できず
      3. 絶縁性=有機物
        1. 電界を印加
          1. 注入された正と負のキャリア
          2. 有機分子上で再結合
          3. 励起子を生成
        2. 輻射失活によって発光
          1. 意義は大きい。
      4. 可視光:青色発光
        1. アントラセンから始まったこと
          1. =有機ELの急速な実用化を促す。
      5. OLED_I-5.png
    4. 課題
      1. 1970年代から1980年代前半
        1. 高輝度
        2. 高効率化
        3. 模索
          1. 有機薄膜を用いたキャリア注入型EL
      2. 第一の課題
        1. キャリアの注入
          1. OPC材料:の感光ドラム
          2. コピー機
          3. レーザープリンター
          4. 正孔輸送特性
          5. ポリビニルカルバゾール
          6. トリフェニルアミン誘導体
          7. 報告多々あり
        2. 電子の注入
          1. 注入は起こりにくい
          2. 優れた有機材料はほとんどない。
          3. 仕事関数の小さなアルカリ金属
          4. アルカリ土類金属の固体電極が用いられた
          5. 金属の活性が高く空気中で不安定
      3. 第二の課題
        1. 電界印加時の有機薄膜の安定性不足
        2. 有機色素の真空蒸着膜
          1. 蒸着膜
          2. 目的とした単結晶とはならず
          3. 微結晶集合体
          4. ⇒電界印加時
          5. 絶縁破壊
          6. 放電現象
    5. 1986年
      1. 林ら
        1. 正孔注入を改良
      2. インジウムースズ酸化物透明電極
        1. (Indium Tin oxide:lTO)
      3. 発光層であるペリレン層蒸着膜
      4. 間にポリチオフェン薄膜を導入
      5. しかし、
        1. ポリチオフェン膜の導電率は高くはなく、
        2. 当時は
          1. ポリチオフェンを正孔注入電極
          2. 見なし絶縁性の正孔注入・輸送層
          3. 考えが及ばなく
          4. 機能分離した多層構造の発想には至らず
      6. ⇒積層型素子を作製
        1. 著しいホール注入特性の改善
        2. 発光開始電圧の大幅な低下
  4. Ⅰ.4 高効率有機ELの実現
    1. 打破
      1. 有機ELの研究開発の停滞状態
    2. 1987年
      1. イーストマン・コダック社
        1. C.W.Tangら
          1. 有機超薄膜の積層構造採用
          2. 100 nmオーダー有機EL素子
          3. OLED_I-6.png
          4. ガラス基板
          5. 陽極
          6. ITOの電極
          7. 陰極
          8. MgAg電極
          9. 正孔輸送層
          10. ジアミン誘導体
          11. (1,1bis(4-[bis(4-methlphenyl)amino]phenyl)cyclohexan)
          12. 75 nm
          13. OLED_I-6.png
          14. 電子輸送層
          15. 発光層
          16. 真空蒸着法
          17. OLED_I-6.png
          18. Tris(8-quinolinalate)aluminum(Alq3)
          19. 60 nm
          20. OLED_I-6.png
          21. ITO電極:電圧を印加
          22. 10 V以下の低電圧で1,000 cd/m²
          23. 高輝度・高効率
          24. 当時として高性能を実現。
          25. 特徴
          26. 異なる有機薄膜を2層の組み合わせ
          27. 電気的・光学的
          28. 有機層よりも1桁程度薄い
          29. 電子注入:
          30. マグネシウム電極に銀を少量混ぜた合金
          31. 大気安定性を得たこと
          32. 達成:電極と有機層との良好な密着性
          33. 光学干渉を利用
          34. 光取り出し効率を向上
          35. 積層型有機EL素子の成功
          36. 高輝度・高効率の有機ELの発表
          37. ⇒有機ELの研究は一気に加速
          38. 有機ELのブレイクスルー
    3. ほぼ同時期
      1. 安達ら
        1. 3層型構造(ダブルヘテロ構造)
          1. 電子輸送層+発光層+正孔輸送層
        2. 正孔輸送層
          1. =発光層の機能を兼ねる
          2. 新しい2層型構造の利用が可能
        3. 電子輸送材料:発見
          1. 電子輸送層の概念が確立
        4. 素子構造
          1. 5 nmへの励起子閉じ込め
          2. 高輝度の青色発光を初めて実現
    4. 1990年代
      1. 世界中の研究者:研究が活発
        1. 細仙ら
          1. 新規材料を分子設計する立場
          2. ジスチリルアリーレン誘導体
          3. 高性能の青色発光材料
        2. 浜田ら
          1. Alq3蒸着膜の優れた耐久性
          2. 新しい発光性の金属錯体を広範囲に探索
          3. いくつかの優れたEL材料を発見
      2. 鋼フタロシアニン
      3. スターバーストポリアミン
      4. 低分子色素を用いた素子の発展
        1. キレート金属錯体
        2. π共役高分子材料
      5. 単層薄膜キャリア注入型EL
        1. ポリフェニレンビニレン(PPV)
          1. ポリアルキルチオフェン(PAT)、
          2. ポリアルキルフルオレン
      6. π共役高分子を用いたEL
        1. 電子輸送性のオキサジアゾール誘導体の分散
          1. ポリメタクリル酸メチルを積層
          2. 発光効率を向上
      7. 機能層
        1. ITO電極と正孔輸送層の間に挟む
          1. 耐久性を著しく向上
        2. バッファ層の考え方
          1. 研究が進む
    5. 有機材料の探索
      1. 赤(λmax約625 nm)
      2. 緑(約520 nm)
      3. 青(約460 nm)
      4. 陰極電極
        1. フツ化リチウム挿入
          1. 著しく性能を向上
      5. 有機ELを単なる発光素子+α
        1. 素子にファブリペロー型ミラーを導入
          1. 微小共振器ELの作製
        2. 電流励起による有機導波路型レーザーダイオード
          1. 厚膜素子の開発
      6. 組み合わせ
        1. 白色ELの実現
  5. Ⅰ.5 リン光発光有機ELの開発
    1. C.W.Tingらの報告から10年ほど
      1. 蛍光発光による有機ELの特性の報告が多数
        1. 次の目標
          1. 三重項励起状態からの発光
          2. 常温リン光の観測
    2. プリンストン大学
    3. 南カリフォルニア大学
    4. 九州大学らのグループ
      1. 以前
        1. ペンゾフェノン誘導体
        2. ケトクマリン
        3. 材料
          1. 極低温の77 Kの低温下に限定。
          2. リン光発光の有機ELが確認
      2. 現在では、
        1. イリジウム錯体の積極的な開発
        2. ホスト材料の三重項励起エネルギー状態
          1. 解明
      3. 安達や時任らにより
        1. 最適な素子構造
          1. 緑~19%
          2. 理論限界
          3. 赤~12%
          4. 青~6から20%
          5. 非常に高い外部量子効率が実現
    5. グループ
      1. 最初の報告
        1. 白金錯体
        2. イリジウム錯体
          1. OLED_I-7.png
        3. 要約
          1. ドーバントに用いた有機EL
          2. 室温で安定したリン光発光
          3. リン光有機ELの研究開発:進む
      2. 現在
        1. 三重項励起子からの発光を利用するデバイス
          1. 有機EL一重項励起子からの発光を利用
          2. 理論上の最大量子効率5%を超える8%達成
  6. I.6 有機ELの産業化への進展
    1. 1997年
      1. パッシブマトリクス駆動
        1. モノカラー有機ELパネル
          1. パイオニアから発売供給
          2. ディスプレイから
    2. 規模;Display Searchの調査
      1. 有機EL分野の2010年度の売上高
        1. 日本円で1,000億円を超える。
    3. 産業として急成長
      1. 韓国Samsung Mobile Display
        1. アクティブマトリクス駆動方式の有機EL(AMOLED)
          1. 主に小型モバイル向けのパネル
    4. 近年に製造
    5. 製造準備を始めた
    6. 企業
      1. Samsung
        1. 2007年3月
          1. KDDIのデザイナー携帯モデル「MEDIASm」
          2. 有機ELパネル
          3. メインディスプレイとして本格採用
          4. パネルサイズ
          5. 2.4型
          6. 京セラ
          7. 搭載された有機ELパネル
          8. 韓国Samsung SDI(現 Samsung Mobile Display)
          9. 発光寿命
          10. 3万時間に達したことで採用
        2. その後
          1. 有機ELパネル
          2. Nokiaを含む海外の携帯電話
          3. メインディスプレイとして導入
          4. 画面サイズ
          5. 2.4型から3型台
      2. ほぼ同時期にAppleからiPhoneが発表される
        1. 新たな携帯端末としてスマートフォンが注目
        2. スマートフォン用のディスプレイ
          1. タッチパネル化する技術が組み込まれるため
          2. 輝度低減
          3. 視野角依存性など
        3. iPhone13
          1. 有機EL採用
      3. Samsung電子
        1. 2010年6月に発売した「Galaxy S」
          1. OLEDを自社のスマートフォンに搭載した
        2. WGA(800×480)の4型有機ELディスプレイ
      4. ソニー
        1. 2007年12月
          1. 世界で初めてとなる11塑の有機ELテレビ(XEL-1)発売
          2. 世界中で大きく注目された
          3. XEL-1の960×540ドット(QHD)の解像度
          4. FHD(1,920 × 1,080 ドット)
          5. ちょうど4画面に分割した大きさで、
          6. ハイビジョン映像規格となるアスペクト比16:9の設計を考慮
          7. パネルの特徴
          8. 光の取り出しを採用
          9. 上面発光方式(トップエミッション)
          10. バックプレーン(素子駆動用トランジスタ)
          11. 開口率低下を解決
        2. 2004年
          1. 3.8型の有機ELパネル
          2. PDA(商品名「クリエ」)に搭載
          3. XEL-1はそれに続く有機ELの商品化
          4. OLED_I-8.png
        3. その後
          1. 民生機器から放送機器向け
          2. 業務用モニターに有機ELパネルを展開
          3. 2010年4月
          4. QHDの7.4型の業務用モニター
          5. 2011年2月
          6. 17型および25型のモニターの販売
          7. 2011年段階:市販されている有機ELディスプレイとしては最大
          8. 開発ペース
          9. SID2010;
          10. ソニーから曲率半径4 mmで巻き取りながらの動画再生
          11. OLED_I-9.png
          12. 有機物ならではの機能として印刷法
          13. 電子デバイスが作製できることを明示
          14. 分野:プリンテッドエレクトロニクス、
      5. L G
        1. 15型の有機ELテレビ(EL9500)が販売
          1. 輝度は200 cd/m²
          2. (ピーク輝度:440 cd/m²)、
          3. 色再生NTSC比で87%、
          4. 解像度はHD(1,366×768)
      6. 三菱電機
        1. 2010年9月
          1. 新しい方式による大型映像装置
          2. 大きさが手の平の寸法に近い96 mm X 96 mm
          3. 小型パネルを4 × 4枚配置
          4. 384 mm x 384 mm のモジュール
          5. タイリング方式
          6. 大画面化した技術
          7. 155型サイズのディスプレイ
        2. モジュールの組合せの方法
          1. 縦方向にも横方向にも画面を伸ばすこと
          2. 曲率を大きくすることで円筒状や球状
        3. モジュール
          1. 画素ピッチが約3 mm間隔で配置
          2. 画素密度は111,111ピクセル/m²の集積度
          3. 映像はパッシブ駆動で制御
          4. ピーク輝度:1,200 cd/m²
          5. 寿命:3万時間の信頼性
          6. 用途:主に室内向けのデジタルサイネージャ公共機関の案内表示など
    7. 企業
      1. 韓国(Samsung グループ、LGグループ)、
      2. 日本(ソニー、三菱電機)の代表的な4社
      3. 技術
        1. 有機ELの産業化へとつながった技術について概観
  7. Ⅰ.7 照明産業への展開
    1. 環境エネルギー
    2. 低炭素社会
    3. 有機ELの発光機構
      1. 2方式
        1. 蛍光方式
        2. リン光方式
      2. 100 lm/Wの電力効率を達成
        1. 理論上
          1. 、蛍光の4倍の効率
          2. リン光方式を採用するほうが有利
          3. リン光性発光方式で技術開発
      3. リン光発光機構
        1. 形成した励起子
          1. 100%に近い確率で発光に変換
    4. 照明を製造するプロセス
      1. ディスプレイのような微細なピクセル
        1. 塗り分けて形成しなければならないといった制約はない
      2. 代わりに設定輝度や求められる発光効率
        1. ディスプレイのスペックよりも格段に高い。
    5. 白熱灯に代わって
      1. 低環境負荷の照明に切り替えられていく
        1. 照明用有機ELの商業化は始まったばかり
          1. 2010年を境に
          2. 有機EL照明の製造および開発
          3. 矢継ぎ早にアナウンスされ注目のデバイスとなっている。
    6. 特に日本におけるプレスリリースが活発
      1. この分野では日本がリードする流れを形成
    7. 企業(現在進行中)
      1. ルミオテック
        1. 三菱重工業、ローム、凸版印刷などが出資
        2. 2008年5月
          1. 日本において最初に設立された
          2. 有機EL照明パネルに特化した製造メーカー
        3. 2010年初頭にサンプルパネルの提供を開始
          1. 11月には本格的にパネル販売とビジネス
          2. 145 mm角で厚さ2.3mの基板に
          3. 125 mm角の発光面をもつパネル
          4. 正方形2種類、長方形3種類の計5種類のパネルサイズ
          5. 2,800 Kと4,900 Kの2種類の色温度の組合せによって10種類のバリエーション
        4. 暖色系2800 Kのパネルスペック
          1. 輝度2,800 cd/m² ・全光束:99 lm、・平均演色評価指数(Ra)は82
          2. 初期輝度が3,000 cd/m²での半減寿命は1万時間
          3. 初期輝度が1,000 cd/m²での半減寿命は10万時間
      2. 三菱化学:2011年4月:
        1. 世界で最大の発光面積140 mm角のパネルのサンプル出荷
          1. パネルの設定輝度:1,000 cd/m²
          2. 発光効率:28 lm/W
        2. 特徴
          1. 色変調が可能・白色の色温度を可変調整
          2. 白色は、
          3. 色温度が2,700/3,000 Kのウォームホワイトから
          4. 6,500 Kのクールホワイトまで可変
          5. Ra:80以上を保証
        3. パネルの製造
          1. ITO電極上に接する第1有機層の正孔注入層
          2. 世界で初めて塗布工程で成膜
          3. 電極表面の凹凸に起周する輝度むら対策
          4. 意図としないパーティクルの欠陥対策としても有効
          5. 現在は正孔注入層のみを塗布型
          6. 将来的にはコスト低減の戦略、
          7. 正孔輸送層や発光層も含めた連続塗布製膜を確立へ
          8. (ソニー・パナソニックはこれを達成している20131001)
      3. 力ネカ: 2011年3月
        1. 新たに有機EL照明の分野に参入、受注販売開始
        2. 展示会
          1. 77 mm角のスクエア型を含む4サイズ
          2. 発光色は白(色温度2,500 Kと3,000 K)、青、緑、赤、橙の6パターンによる計24種のラインナップ
        3. 間接照明をメインに多色展開による販売拡大を目指す
      4. パナソニック電エ:パナソニック出光OLEP照明(株)
        1. 2011年4月
          1. パナソニック電工と出光興産は、照明用有機ELパかルの開発・製造・販売を目的とした合弁会社
        2. 2011年9月
          1. 設定輝度:3,000 cd/m2(発光面積 80 mm各)のパネルを商品化
          2. 発光効率:30 lm/W、
          3. 寿命は光束維持率 70%で10,000時間を超える高水準
          4. 色の演色性に優れた高品質な光源に仕上げている
          5. Ra:90を得ている
        3. このような高いRaをなすためには高効率の色の深い青色発光体が求められる。
      5. コニカミノルタ+フィリップス
        1. コニカミノルタ
          1. General Electricとの共同開発
          2. フレキシブル基板を利用した塗布型のロール・ツー・ロール方式でパネル開発を進めていた
          3. しかし、2011年3月でその共同開発を終える。
          4. 代わって
          5. オランダのPhilips Technologie GmbHへ
          6. 技術導入と委託生産によって
          7. 事業参入を急ぐことに方針を転換。
        2. コニカミノルタとフィリップス
          1. パネル:大きさが74 mm角
          2. 色温度:2,800 K、
          3. パネル輝度: 1,000 cd/m2に光源設計
          4. 2011年8月までに発表された中
          5. 商品化されている有機ELパネルの中で最も高効率な発光効率45 lm/Wを達成
          6. フィリップスの仕様表
          7. 定格電圧は3.6 V、
          8. 定格電流値は71.5 mA
          9. パネル消費電力:0.25 W程度と低く
          10. 低消費電力でありながら効率を得ている。
      6. コニカミノルタ
    8. 取り組み
      1. 照明分野
        1. 低環境負荷
          1. 蛍光灯:80~100 Wの高い電力効率
          2. 効率の観点では最も優れている。
          3. 有機EL:代替照明技術
          4. 100 lm/Wへ向けた技術的な取り組み
          5. Kodakの発表
          6. 1987年の発表論文
          7. 有機ELの発光効率
          8. 1.5 lm/W(外部量子効率は1%)
          9. 開発段階
          10. 100 lm/W に到達する水準
  8. OLED_NEWS
    1. https://www.itmedia.co.jp/keywords/organicelectroluminescence.html
    2. 製品
      1. 2020
        1. Nov
          1. 20
          2. パナソニック、透明有機ELディスプレイを商品化 12月発売へ
          3. mt1626333_TYEL-01.jpg
        2. Dec
          1. サブトピック 1
          2. 巻けるテレビ
          3. https://youtu.be/UeRlHhNMa1I
      2. 2021
        1. Jun
          1. 14
          2. au、ミッドレンジ5Gスマホ「Xperia 10 III」を6月18日に発売
          3. asa_KDDIXperia10III_01.jpg
          4. https://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/2106/14/news097.html
          5. GIGABYTE、クリエイター向け15.6型ノート「AERO 15 OLED」に家電量販店向けモデルを追加
          6. yk30028_AERO_15_OELD.jpg
          7. https://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/2106/14/news092.html
        2. May
          1. 27
          2. ASUS、有機ELディスプレイ搭載で10万円を切る13.3型モバイルノート
          3. yk30028_01_UX325JA.jpg
          4. https://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/2105/27/news125.html
          5. 19
          6. ドコモが「Galaxy A52 5G」を6月中旬以降に発売 120Hzディスプレイや4眼カメラを搭載
          7. st52693_ga52-01.jpg
          8. https://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/2105/19/news098.html
          9. 17
          10. ドコモとソフトバンク、「AQUOS R6」を6月中旬以降に発売
          11. st52693_ar6ds-01.jpg
          12. https://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/2105/17/news126.html
          13. シャープが「AQUOS R6」発表 ライカ印の1型センサーカメラやPro IGZO OLEDを搭載
          14. st52693_ar6-06.jpg
          15. https://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/2105/17/news049.html
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          14. https://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/2104/14/news108.html
          15. 13
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          18. https://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/2104/13/news152.html
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          1. Xiaomi、初折りたたみ端末「Mi Mix Fold」は8.01型で4スピーカー装備
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        5. Jan
          1. NECPC、11.5型高機能Androidタブレット「LAVIE T11」 有機ELディスプレイモデルも用意
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          3. https://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/2101/19/news108.html
    3. 次世代デバイス
      1. 2021
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          2. LGD「ストレッチャブル・ディスプレイ開発」を推進へ
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          4. https://korea-elec.jp/posts/20061205/
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          2. 太陽光で自立駆動する皮膚貼り付け型光脈波センサーを開発
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          2. タトゥーシールのように貼れるOLED 水で転写、緑色に発光
          3. イタリアIstituto Italiano di Tecnologia(IIT)と英University College London(UCL)
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          5. 作成したタトゥーOLEDを、ガラス板、ペットボトル、果物のオレンジ、包装紙に貼り付けて実験した。貼り付け方は市販のタトゥーシールと同じで、押し付けて水をかけることで表面に転写する
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    4. 材料研究・組み込み
      1. 2021
        1. May
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          2. 量子コンピュータ実機で有機EL発光材料の性能予測
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          4. https://eetimes.itmedia.co.jp/ee/articles/2105/28/news038.html
          5. 三菱ケミカルと日本IBM、JSRおよび、慶應義塾大学の研究プロジェクトチーム
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          7. 日本触媒、有機EL用電子注入材料をNHKと共同開発
          8. 日本触媒とNHK
          9. tm_210514syokubai02_w290.jpg
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          2. JOLED、印刷方式で有機ELディスプレイを量産
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          5. JOLEDが印刷方式有機ELパネルの量産出荷を開始、ブランド名は「OLEDIO」
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          8. 機能性高分子フィルム、スマホなどが需要をけん引
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          10. https://eetimes.itmedia.co.jp/ee/articles/2103/26/news039.html
          11. 8
          12. “俺の嫁召喚装置”Gateboxに等身大の大型モデル 65インチOLEDディスプレイ搭載
          13. mt1626333_GBG-01.jpg
          14. Gateboxは、コーヒーメーカーのような円筒形の装置の内部に映し出される3Dキャラクターとコミュニケーションを楽しめるマシン。Gatebox Grandeはその大型機種で、本体の大きさは101cm(幅)×202cm(高さ)×73cm(奥行き)。重さは230kg。65インチの有機EL(OLED)ディスプレイを搭載し、最大で80.4cm(幅)×140.75cm(高さ)の映像を4K画質で表示できる。
          15. Gatebox
        3. Jan
          1. 九州大と関学大、高性能青色有機EL素子を開発
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  9. OLED_Papers