1. 1章 ソフトウェア・ファースト
    1. サービス化する社会
      1. オール・シングス・マスト・パス
      2. 産業のサービス化とは
      3. サービス化を象徴するSaaSの普及
    2. サービス化を支えるプロダクト開発手法の変化
      1. 未来のユーザーのために
      2. 機敏性を高めるアジャイル開発手法
      3. 走りながら考えるDevOps
    3. ソフトウェア・ファーストとは
      1. あらゆる企業活動を変革する
  2. 2章 IT・ネットの“20年戦争”に 負けた日本の課題と光明
    1. 日本経済の没落とIT産業力の関係
      1. 80年代まで最強を誇った日本のハイテク産業
      2. アプリケーションの時代になって失われた競争力
    2. 要因1:ITを「効率化の道具」と過小評価
      1. 過去の成功体験にとらわれITが持つ力を見誤る
      2. SI産業の歴史と拡大してきた背景
      3. SIerの功罪
      4. SIerが採るべき今後の選択肢
    3. 要因2:間違った「製造業信奉」から抜け出せない
      1. 開発の終わりがなくなった現代のソフトウェア
      2. パッケージソフトからSaaSへの移行で変わること
      3. 製造業の開発プロセスを参考にするべき点と異なる点
    4. 要因3:サービス設計〜運用面での誤解
      1. 「狩野モデル」で考える、間違った品質追求の愚
      2. 現実に即してない情報セキュリティポリシー
      3. データ活用に感じる2つの違和感
    5. ITサービスで存在感を示すためのアイデア
      1. 「フィジカル×サイバー」領域の新規事業
      2. プラットフォームを構築せよ
  3. 3章 ソフトウェア・ファーストの 実践に必要な変革
    1. DXの本質的な意味
      1. バズワードに踊らされないために
      2. 各社それぞれの定義
      3. DXの本質はIT活用を「手の内化」すること
      4. DXの勝者と敗者:ネットフリックスとブロックバスター
      5. DXは新たな価値を生み出す取り組み
    2. ポジション別に求められる意識の変化
      1. 経営陣は先頭に立つ
      2. マネジャーが変われば組織は変わる
      3. 現場社員が常に主役
      4. 「何を提案しても会社は変わらない」と嘆く前に
    3. プロダクト企画のやり方を変える
      1. ユーザーニーズを理解する難しさ
      2. プロダクトアウトは悪か
      3. 10X(テンエックス)を目指す
      4. 体を表す名とは
      5. 競合に対する見方を変える
      6. ハードウェアはソフトウェアのためにある?
      7. リーン・スタートアップとデザインスプリント
      8. アンチ・リーン・スタートアップ
      9. ユーザーを理解する
    4. プロダクトの骨太の方針を決める
      1. 骨太の方針の王道PRD
      2. 1枚ですべてを表すワンページャー
      3. プレスリリースから始めよう
      4. 話しにくいことこそ最初に決めるインセプションデッキ
      5. もし日本語ワープロを作れと言われたら
      6. OKRの精神に学ぶ
    5. リリース後の運用を最初から考える
      1. 使われないプロダクトはゴミ
      2. ユーザーの利用状況は宝の山
      3. NPS®︎を活用する
      4. 全員を幸せにしなくていい
      5. ITがすべてではない
    6. 組織変革を並行して進める
      1. 変革の拠り所となるミッション
      2. エイリアンとミュータントを登用する
      3. デジタイゼーションとデジタライゼーション
      4. 経営陣の中で誰が決めるのかを明確にする
      5. 組織文化を変えるヒントは「インナーソース」にあり
  4. 4章 これからの 「強い開発組織」を考える
    1. 理想の体制を考える前に
      1. 開発を外部委託する問題点
      2. 内製化に対する4つの誤解を解く
      3. 外部リソースを使っても問題ない場合は?
      4. 全員がプロダクト志向になる
      5. 内製化のモデルケース:アマゾンの倉庫自動化
    2. 開発組織を整備するステップ
      1. ソフトウェア開発に必要な職種
      2. 開発組織におけるマネジャーの役割
      3. プロダクトマネジャーとエンジニアリングマネジャー
      4. CTOとVPoE
      5. 自社に合ったジョブ・ディスクリプションを作ってみる
      6. 職能組織と事業主体組織
      7. 出島戦略
    3. エンジニアの採用難をどう乗り越えるか?
      1. 給与テーブルにひもづく人事制度を見直せ
      2. 採用後の定着も見据えて「評価」のやり方を変える
      3. 評価基準の設定に悩んだ時の解消法
      4. 採用戦略へのアドバイス
      5. 人材エージェント頼みの採用は間違い
      6. 最初の1名の重要性
      7. 組織文化を変える
  5. 5章 ソフトウェア・ファーストな キャリアを築くには
    1. キャリア形成の「型」を知る
      1. T型のスキル構築
      2. T型からπ(パイ)型へ
      3. 複数の縦軸を作る時の選び方
      4. スキルの棚卸し
    2. 将来のキャリアパスを考える
      1. ソフトウェアエンジニアのキャリア3大分類
      2. 職位とパフォーマンスをどう評価するか
      3. マネジャーになることに抵抗がある人へ
      4. 日本の典型的な事業会社でキャリアを築くには
      5. 職種別・具体的なキャリアパス
      6. ソフトウェア・ファーストな人材になる第一歩
    3. 生涯「ソフトウェアに携わる人」として成長する
      1. POINT 1  “なんで俺だけ?” ー 社会人1年目
      2. POINT 2 “ひたすら挑戦” ー 米国マイクロソフトへ出向
      3. POINT 3 “このままでいいのか” ー マイクロソフトへの転職と汎用スキル習得
      4. POINT 4 “Something New”ー 安定への恐怖〜グーグルへの転職
      5. POINT 5 “Something new again” ー さらなる高みを目指して
      6. POINT 6 “独自色” ー スタートアップへの挑戦〜独立
      7. すべては移り変わる