- by Lily
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1.基礎編
- 質から量へ
- 単なる頭の脂肪にしない。筋肉にする
- 速読本は「自己啓発本」
- 小説は速読できない
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2.テクニック編
- 助詞、助動詞に注意
- 辞書をひくクセをつける
- 作者の意図をつかむ
- 「なぜ」と疑問を持つ
- より「先に」ではなくより「奥に」
- 「遅読」は「知読」
- 音読しない
- 書き写さない
- 人に説明することを前提に
- 複数の本を比較
- 感想は何度も更新されるもの
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3.実践編
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夏目漱石『こころ』
- 会話の中の疑問文
- 違和感
- 時代背景
- 5W1H
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森鴎外『高瀬舟』
- 不自然-場面転換
- 情景の効果
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カフカ『橋』
- 書き出しの一文
- 形容詞・形容動詞・副詞
- 場面展開の意味
- 大胆に解釈する勇気
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三島由紀夫『金閣寺』
- 思想の対決としての会話
- 小技の効果
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川端康成『伊豆の踊子』
- 主語の省略に注意
- 一人称対小説に注意する
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金原ひとみ『蛇にピアス』
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テーマ設定
- 他作品との比較
- 谷崎『刺青』
- 文章表現を体感
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平野啓一郎『葬送』
- イメージの重層性
- 作者への反感
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フーコー『性への歴史1』
- 難しい評論には補助線
- 常識への挑戦を視覚化
- 平野啓一郎 著
(PHP新書 2006年)