1. 有機化合物
    1. 炭素が原子結合の中心となる物質の総称
  2. 無機化合物
    1. 炭素が原子結合に含まれない物質の総称
      1. 例外あり
        1. CO₂(二酸化炭素)
        2. Co(一酸化炭素)
        3. 炭酸塩
  3. 式の分類
    1. 分子式
      1. 1個の分子に存在する原子の数を 右下に小さく書き表した式
        1. ex:C₆H12O₆、H₂O
    2. 組成式
      1. 原子数を最も簡単な整数比で表した式
        1. ex:C₆H12O₆→CH₂O
    3. 構造式
      1. 原子の結合の様子を価標を用いて表した式
    4. 示性式
      1. 官能基を区別して表した式
        1. ex:CH₃OH、CH₃COOH
  4. 炭化水素の分類
    1. 鎖式炭化水素 (脂肪族炭化水素)
      1. 飽和
        1. アルカン(alkane)
          1. CnH2n+2
          2. 単結合のみ
      2. 不飽和
        1. アルケン(alkene)
          1. CnH2n
          2. 二重結合C=Cを 1つ含む
        2. アルキン(alkyne)
          1. CnH2n-2
          2. 三重結合C三Cを 1つ含む
    2. 環式炭化水素
      1. 飽和
        1. シクロアルカン(cycloalkanes)
          1. 1つの環を含む
      2. 不飽和
        1. シクロアルケン(cycloalkenes)
          1. 二重結合1つと環1つを含む
        2. 芳香族炭化水素
          1. ベンゼン環を含む
  5. 有機化合物の命名法
    1. 置換基の位置番号₊置換基名+主鎖の名称
    2. 直鎖アルカンの命名法
    3. 側鎖(分枝)アルカンの命名法
      1. 1 最長の炭素鎖(主鎖)を基本骨格とする
      2. 2 置換基の付く位置番号が最小になるよう  主鎖のC原子の位置番号を振る
      3. 3 側鎖のアルキル基はアルファベット順
      4. 4 ハロゲンを含む化合物は、ハロゲン→アルキル基→アルカンの順に命名
      5. 5 側鎖上に同じ基がある時は、位置番号を繰り返し、基の数を示す
  6. 異性体
    1. 分子式は同じだが、構造が異なる化合物
    2. 構造異性体
      1. 分子式が同じで構造式 (原子の結合順序)が異なる
        1. 連鎖異性体
          1. 炭素骨格が異なる
        2. 位置異性体
          1. 官能基の結合している位置が異なる
        3. 官能基異性体
          1. 官能基の種類が異なる
    3. 立体異性体
      1. 構成原子は同じで 分子の立体的な位置関係が異なる
        1. 幾何異性体 (シス-トランス異性体)
          1. 炭素間の二重結合が原因で生じる
          2. 結合を軸にして回転できない
        2. 光学異性体 (鏡像異性体)
          1. 元の像と鏡像のように 互いに重ね合わせることができない
          2. 不斉炭素原子が不可欠
          3. 4つの異なる原子(官能基)が結合している炭素原子
          4. *を付けて表す事が多い
          5. 化学的・物理的性質はほぼ同じ
          6. 反応性・沸点・融点など
          7. 旋光性・生理活性は異なる
          8. 平面偏光の偏光面を回転させる性質 酵素反応・生体内反応など