1. Part 1 　 なぜ 注目 さ れる のか？ 　 経済 や 社会 の し くみ を 変える カーボンニュートラル
   1. カーボンニュートラル（ carbon neutral） とは
   2. カーボンニュートラル と 脱 炭素 は どう 違う の？
   3. そもそも気候変動は本当に進んでいるの？
   4. 気候変動対策をしないと未来はない？
   5. 温室効果ガスの発生源と地球に及ぼす影響は？
   6. パリ 協定 では 何 が 規定 さ れ た の？(前田 雄大. 60分でわかる！ カーボンニュートラル 超入門 60分でわかる！シリーズ (p.31). 株式会社 技術評論社. Kindle 版. )
      1. ５ 年 ごと に 温室効果 ガス の 削減 目標 を 提出
      2. 地球 規模の喫緊の課題である気候変動は…
         1. １ 国 で 対策 を 講じ られる もの では ない
         2. 国連の枠組みで1990年代前半から長らく議論
      3. パリ 協定(前田 雄大. 60分でわかる！ カーボンニュートラル 超入門 60分でわかる！シリーズ (pp.31-32). 株式会社 技術評論社. Kindle 版. )
         1. 採択・発効 を 契機 に 世界 の 脱 炭素化 の 動き は 本格 化
         2. 歴史上初めて国連気候変動枠組条約に加盟する すべての国が、地球温暖化の原因となる温室効果ガスの削減に取り組むことを約束
         3. 2015 年 12 月 に 採択 さ れ、 世界 の 温室効果 ガス 総 排出 量 の 55％ を 占める 55 か国 による 締結 という 発効 要件 を 満たす。
         4. 採択から１年以内2016年11月に正式に発効
         5. 画期的な点：脱炭素化という共通の目標に向かって、先進国 と 途上 国の分け隔てなく、すべての国 が５年ごとに削減 目標を提出し、更新 する規定。
            1. 世界共通の長期目標
            2. 産業革命以後の温度上昇を２ ℃ までに する 目標＆1. 5 ℃ に 抑える 努力 。
            3. 削減 目標 を どの よう に 設定 する かは 各国 に 委ね られ て いる
            4. ５ 年 ごとの見直しの際：以前の目標より前進 さ せる 規定
         6. 2020 年 以降 の 温室効果 ガス 排出 の 削減 など に関する 枠組み
   7. 日本の対策は今どうなっているの？(前田 雄大. 60分でわかる！ カーボンニュートラル 超入門 60分でわかる！シリーズ (p.34). 株式会社 技術評論社. Kindle 版. )
      1. 対策の後れはあるものの脱 炭素 化の機運が高まっている
      2. 日本 ：従来
         1. 省エネ の 取り組み が 進ん で おり、 気候 変動 対策 の 分野 でも 国際的 な リーダーシップ を 発揮
      3. 2010 年代
         1. 取り組み が 鈍化
            1. 福島第一原発事故(1つの原因)
            2. 原子力発電 の 比率 が 下がる
            3. 火力発電の割合が増加
      4. 2020年代
         1. ７割を超える比率で火力発電所
      5. 背景
         1. 石炭 火力発電所を積極的 輸出
         2. 「 化石 賞」を何度も受賞：地球温暖化対策 に 前向きな姿勢を見せない国
         3. パリ 協定：発効 し た タイミング で締結の手続き が 間に合わ ない
      6. 2020 年 10 月
         1. 政府：2050年カーボンニュートラル宣言
            1. 政府：グリーン成長 戦略を発表「2050 年 までの 脱 炭素 ロード マップ 」(前田 雄大. 60分でわかる！ カーボンニュートラル 超入門 60分でわかる！シリーズ (p.34). 株式会社 技術評論社. Kindle 版. )
      7. 2021 年 ４月
         1. 2030年までの中間目標 の発表「温室効果ガス を2013 年度 比で46％減らす」
            1. カーボンニュートラルを宣言する日本企業 続出
   8. 企業 の 株価 には どう 影響 する の？前田 雄大. 60分でわかる！ カーボンニュートラル 超入門 60分でわかる！シリーズ (pp.37-38).
      1. 脱炭素化に貢献する企業への投資を重視
      2. 投資の世界では
         1. 現在、単にリターンの多寡を追求する のでは なく、責任ある投資を行う
      3. ESG投資
         1. 国連などがまとめた「責任投資原則」に賛同 する機関や投資家は多い
      4. ESG ：
         1. 頭文字、近年、気候 変動の進展
            1. 脱 炭素 を 含む E が 重視
         2. 環境（ Environment）
         3. 社会（ Social）
         4. 統治（ Governance）
      5. ESG 投資 や サステイナブル 投資：投資 額 は 急増(前田 雄大. 60分でわかる！ カーボンニュートラル 超入門 60分でわかる！シリーズ (pp.37-38). )
         1. 2020 年：アメリカの大手投資会社： BlackRock
            1. 運用総額 25 兆 ドル を 超える 425 の 機関投資家 などに 行っ た 調査
            2. 約９割の投資家が E に 焦点 を 当て投資
      6. 脱 炭素 化 の 取り組み を 行っ て いる 企業 の 株価 は 上昇
         1. 電気自動車（ Electric Vehicle）：アメリカ の テスラ：株価 が 急伸
            1. トヨタ自動車 を 時価総額 で 超えた
         2. デンマーク の 電力 会社 で 再 エネ に 重点 を 置く オーステッド も 株価 が 急伸 (前田 雄大. 60分でわかる！ カーボンニュートラル 超入門 60分でわかる！シリーズ (pp.37-38). )
            1. 東京電力 や 関西電力 など 大手 電力 10 社 の 時価総額 より 上回る
         3. 水素 を 手掛ける 岩谷産業
         4. 再 エネ 事業者 の レノバ
      7. 前田 雄大. 60分でわかる！ カーボンニュートラル 超入門 60分でわかる！シリーズ (pp.37-38).
   9. 金融機関 は 今後、「 炭素」 に 投資 し ない？
      1. 炭素 排出 の 多い 企業 は 投資 も 融資 も 受け られ ない
      2. ESG 投資 や サステイナブル 投資 が 増加 する と…。
         1. 当然、 減少 する 投資 の 分野 が 出 て き ます
      3. 世界 全体 で 脱 炭素 化 へ 向かう 潮流 が 加速 し た 昨今 では…
         1. CO2排出の多い分野の評価が低下し
            1. 化石燃料に軸足を置く企業の株価が低下する傾向
      4. 炭素への依存 度の高いビジネスからの投資を引き上げる「 ダイベストメント」(前田 雄大. 60分でわかる！ カーボンニュートラル 超入門 60分でわかる！シリーズ (p.40). 株式会社 技術評論社. Kindle 版. )
         1. 活発化
            1. 顕著：CO 2 排出 が 非常 に 多い石炭火力発電
         2. 「 座礁資産」
            1. 投資 回収が見込め ない、 焦げ付い た 資産
         3. 日本企業に波及(前田 雄大. 60分でわかる！ カーボンニュートラル 超入門 60分でわかる！シリーズ (p.40). 株式会社 技術評論社. Kindle 版. )
            1. 住友商事 は オーストラリア での 石炭 火力 事業 で 2020 年 に 250 億 円 の 損失
            2. 伊藤忠商事 や 三井物産 が 石炭 火力 資産 を 手放す こと を 発表
            3. 三菱 UFJ フィナンシャル・グループ は、 2050 年 までの 投融資 ポートフォリオ の 温室効果 ガス 排出 量 ネット ゼロ
            4. ENEOS や 東京ガス などの 企業 が 水素 や 再 エネ の 分野 に 進出
   10. 貿易 に 炭素 税 が 課せ られる よう に なる？
       1. 気候 変動 対策 の 先行 し て いる 国 が 炭素 課金 を 徴収
          1. 気候 変動 対策 において は、 世界 各国 の 取り組み に 差 が 出 て いる のが 現状
       2. 脱炭素化の推進：経済成長 の 機会 と 捉える 向きは昨今の潮流
          1. 以前：脱炭素化
             1. 気候 変動対策には有効
             2. 経済成長は阻害 要因
       3. 現在 は、 カーボンニュートラル への 移行 期
          1. 初期段階先行する国の産業が気候変動対策の コストを一方的に負担？
       4. 不公平 を 是正：「 国境 炭素 調整 措置」(前田 雄大. 60分でわかる！ カーボンニュートラル 超入門 60分でわかる！シリーズ (pp.43-44). 株式会社 技術評論社. Kindle 版. )
          1. 気候 変動 対策 を 先行 し て 進める 国 が、 対策 の 遅れ て いる 国 からの 輸入品 に対して、 炭素 課金 を 徴収
       5. 2021年７月に欧州が一早く導入計画発表 (前田 雄大. 60分でわかる！ カーボンニュートラル 超入門 60分でわかる！シリーズ (pp.43-44). 株式会社 技術評論社. Kindle 版. )
          1. 実際 には 関税 と 同じ 働き の もの
             1. 気候 変動 対策 の 推進 に 隠れ、 自国 産業 保護 の 観点
             2. 注意：気候 変動 対策 が 進ん で いる 利点 を 活かし、 排出 量 の 多い 国 の 産業 競争 力 を 削ぐ といった 覇権 争い の 道具
          2. 温室効果 ガス 排出 量 の 多い 鉄鋼、 セメント、 肥料、 アルミニウム、 電力 の ５ 品目 を 課税 対象 と する
          3. 2026 年から実際の税徴収も含め、全面的に実施
       6. カーボンプライシング
          1. 気候 変動 対策 の 推進： 国内 に対して 炭素 に 価格 を 付ける 施策
       7. CO 2 排出 ＝ コスト
       8. 前田 雄大. 60分でわかる！ カーボンニュートラル 超入門 60分でわかる！シリーズ (pp.43-44). 株式会社 技術評論社. Kindle 版.
   11. PPA 争奪 戦 が すでに 始まっ て いる(前田 雄大. 60分でわかる！ カーボンニュートラル 超入門 60分でわかる！シリーズ (pp.46-47). 株式会社 技術評論社. Kindle 版. )
       1. 再 エネ から 電力 調達 を 行う という 企業 戦略 が 重要
       2. 企業にも脱炭素化の取り組みが求められる時代
          1. まず 行える こと ：電力の脱炭素化
          2. 電力 を 再 エネ 由来 の もの に 切り替え
             1. 自社 の 電力 消費 による CO 2 排出 を ゼロに
          3. 再 エネ は コスト も 低下 傾向
          4. 炭素にコストが かかる 時代 到来
             1. 安定的に電力供給を受けられることは企業戦略優位
       3. 海外 で トレンド
          1. 需要 家 と なる 企業 などが 発電 事業者 から 直接 買い受ける PPA（ 電力 購入 契約）
       4. 2020 年末 時点
          1. 再エネ調達の世界１ 位 ：Amazon
          2. GAFAM を 中心 と し た 名だたる 欧米 企業
             1. PPAでの再エネ調達に 参入
       5. 2021年
          1. セブン＆アイ・グループ
             1. 日本 初のオフサイトPPAによる再エネ調達を発表
       6. 日本にも波及
          1. 脱 炭素 化 に 取り組ん で いる 企業 は、 PPA による 再 エネ 調達 を 増やし ている。
          2. 日本 の 再 エネ 比率 は とても 低く、需要を すべて 満たす ことはできない。
             1. いち早く再 エネ 調達 を行った企業が有利
       7. 世界的 な PPA 争奪 競争 が 起こっ て いる のと (前田 雄大. 60分でわかる！ カーボンニュートラル 超入門 60分でわかる！シリーズ (pp.46-47). 株式会社 技術評論社. Kindle 版. )
       8. 日本：脱 炭素 化 の 要請 が 強まる ほど、これから PPA 争奪 戦 が 始まる
2. Part 2 　 日本 と 世界 各国 の 現状 　 カーボンニュートラル に 向け た 日本 と 世界 の 動き
   1. 気候 変動 交渉 で どの 国 が 覇権 を 握る のか
      1. 責任 の 度合い は 国 によって 異なる という 主張
         1. 気候 変動
            1. 地球規模の問題
            2. 世界が一丸となって取り組むべきもの
            3. 認識
         2. 問題対策検討
            1. 世界
            2. 1992 年 に 国連 気候変動枠組条約 を 採択
            3. 1995年から基本的に毎年、締約国会議（COP）が開催
            4. 対策 について 議論
         3. CO2排出 参考文献：前田 雄大. 60分でわかる！ カーボンニュートラル 超入門 60分でわかる！シリーズ. 株式会社 技術評論社. Kindle 版.
            1. 論点は経済成長に関連するもの
            2. 国によって排出量異なる
            3. 各国 の 主張 が 対立
            4. 実効的なCO2削減の合意形成が長らく見られず。
            5. 特徴 的な 論点 が「 共通 だ が 差異 ある 責任」
         4. 主張
            1. 気候変動対策に取り組む責任を、すべての国が共通＝ 認める
            2. 責任 の 度合い は 国 によって 異なる
            3. 途上国
            4. 先進国はこれまでに多くのCO2を排出しながら経済発展
            5. 気候変動はそうした国の責任が大きいという考え(中国を含む)
         5. パリ 協定 参考文献：前田 雄大. 60分でわかる！ カーボンニュートラル 超入門 60分でわかる！シリーズ. 株式会社 技術評論社. Kindle 版.
            1. 先進国や途上国の区別なく、気候変動対策に取り組む精神 を盛り込んだ条約
            2. 歴史的な合意
            3. 熱心 な 欧州 の 先導 に 加え
            4. 排出 量 の 多い 米 中 が パリ 協定 に 賛同
         6. 各国
            1. 2020年以降カーボンニュートラル宣言の発表＆加速
            2. 覇権 争い の 様相
      2. 参考文献：前田 雄大. 60分でわかる！ カーボンニュートラル 超入門 60分でわかる！シリーズ. 株式会社 技術評論社. Kindle 版.
   2. グリーンリカバリー は コロナ 禍 からの 復興 の カギ と なる か
      1. 脱 炭素 化 により 経済 振興 を 行う と いう のが 世界 の 潮流
         1. 2020 年新型コロナウイルス感染拡大
            1. コロナ不況
            2. 各国では経済復興するには？
         2. 欧米：コンセプト「グリーンリカバリー」 参考文献：前田 雄大. 60分でわかる！ カーボンニュートラル 超入門 60分でわかる！シリーズ. 株式会社 技術評論社. Kindle 版.
            1. ＝脱炭素を実現しながら経済復興する
            2. グリーン
            3. 脱炭素
         3. 再エネのコストが劇的な低下
            1. 論点
            2. 電気自動車
            3. 水素
            4. 脱炭素化
            5. 気候変動対策
            6. 経済成長の源泉
         4. 欧州委員会
            1. 2020 年 ５月
            2. 経済復興政策パッケージ「 the twin green and digital transitions」
            3. デジタル
            4. 脱炭素
            5. 重要分野に位置付け
         5. 各国
            1. コロナ禍からの経済の立て直し
            2. ＝より持続可能な経済モデルを指向を！
            3. 2016年パリ協定の発効以後
            4. 世界における脱炭素炭素化の取り組み一気進展！
            5. 脱炭素化への政策支援や財政出動
            6. 雇用も生み出していく
            7. 産業振興
         6. 世界の潮流
            1. 米英日：グリーン成長戦略 参考文献：前田 雄大. 60分でわかる！ カーボンニュートラル 超入門 60分でわかる！シリーズ. 株式会社 技術評論社. Kindle 版.
      2. 前田 雄大. 60分でわかる！ カーボンニュートラル 超入門 60分でわかる！シリーズ (p.55). 株式会社 技術評論社. Kindle 版.
   3. 石炭 火力 に 依存 せ ざる を え ない 日本 の 電力 エネルギー の 背景
      1. 震災 後 の 電力 の 安定 供給 の ため に 必要 だっ た 火力
         1. 日本 の 火力発電(７割) 参考文献：前田 雄大. 60分でわかる！ カーボンニュートラル 超入門 60分でわかる！シリーズ. 株式会社 技術評論社. Kindle 版.
            1. カーボンニュートラル：脱炭素化の流れのなか
            2. かつてはここまで高くない。
         2. 2000年の比率：55％現在と比べ てかなり低い水準
         3. 福島第一原発事故
            1. 審査を経るまで稼働できないこと
            2. 電力の４分の１を賄ってきた原子力による電力供給がなくなる
         4. 震災後
            1. ほかで補填する必要
            2. 担ったのが火力
            3. 一時は日本の電力の９割近くが火力で賄われる時期
            4. 現在に至る
            5. CO 2 排出 の 多い 石炭 火力
            6. 比率 は ３ 割 を 超える 水準
         5. 世界的 な 脱 炭素 化 の 潮流
            1. 2020 年 ７月
            2. 日本政府
            3. 石炭火力発電所：低効率の火力発電所約100基の休廃止(2030)
            4. 温室効果ガス46％削減：再エネの導入や原発再稼働の議論 ＆火力発電所の休廃止の措置
   4. 国内 の CO 2 排出 量 の 現状 は どう なっ て いる？
      1. エネルギー 転換 部門 が ４ 割 で、 産業・運輸 部門 も 多い
         1. CO2の排出量集計方法
            1. 直接 排出
            2. 工場など石油製品の製造や発電に伴い排出されたCO 2
            3. 火力発電 を 稼働
            4. 間接的に排出
            5. 企業や家庭など、最終需要部門における消費量…
         2. 国内 の CO 2 排出 量 参考文献：前田 雄大. 60分でわかる！ カーボンニュートラル 超入門 60分でわかる！シリーズ. 株式会社 技術評論社. Kindle 版.
            1. 直接排出(全体の８割)
            2. トップ
            3. 発電所発電所 や ガス 工場 などの「 エネルギー 転換 部門」
            4. CO2排出量の４割近くを占め
            5. 電力の脱炭素化：非常に重要なテーマ
            6. 第２位
            7. 工場などの「産業部門」
            8. 例)熱利用：化石燃料の燃焼を伴う形態
            9. 第３位
            10. 「運輸部門」
            11. 例：燃料使用
            12. 間接 排出 量
            13. 例：電気使用
            14. 第１位 「産業部門」
            15. 第２位 「 運輸 部門」
            16. 「 家庭 部門」 排出 ：15％ 弱
            17. ビジネス、家庭の脱炭素化の取り組みが必要
   5. 温室効果ガス排出46％削減に向けて日本はどう動く？
      1. 家庭も含め、あらゆる部門でのCO2排出の削減が必要
         1. 日本 政府
            1. 2050 年 カーボンニュートラル 宣言
            2. 中間 目標 を 2021 年 ４月 に 更新
            3. 2013 年度 比 で 2030 年 に 温室効果 ガス 排出 を 46％ 削減
         2. 日本2013年度：CO2排出量
            1. 約 14.08 億 トン。
            2. 46％ 削減
            3. 2030年にCO2排出 量
            4. 約 7.6 億 トン
            5. あらゆる部門でCO2排出の削減が必要
         3. 日本の電気の多く
            1. 化石燃料 を 使う火力発電由来
            2. 家で電気を使うこと＝CO2を間接的に排出
            3. 家庭 からの 排出 量 も 15％ 弱 とか なり 大きく
            4. 各 家庭 が 再 エネ 由来 の 電気 に 切り替えへ
   6. 脱 炭素 化 に 取り組み やすい 産業 と 取り組み にくい 産業
      1. 参考文献：前田 雄大. 60分でわかる！ カーボンニュートラル 超入門 60分でわかる！シリーズ. 株式会社 技術評論社. Kindle 版.
         1. 直接 排出 を 伴う 業態 は CO 2 排出 の 削減 が まだ 難しい 参考文献：前田 雄大. 60分でわかる！ カーボンニュートラル 超入門 60分でわかる！シリーズ. 株式会社 技術評論社. Kindle 版.
            1. 自動車関連や工場・設備関連
            2. 次々脱炭素化の取り組みが進んでいる
            3. 代表例:電力の切り替え ・多くの電力会社が再エネ電力プラン ・電力調達の選択肢増加
            4. 間接排出によるCO2排出
            5. 電力の使用
            6. 電力を再エネ由来のものに切り替えること
            7. 電力を工場などで大量に使う業態
            8. 調達している電気代が安い
            9. 再エネ由来の電力に切り替えてもコスト増になること
            10. コストの面から脱炭素化は容易でない。
            11. 工場などを持たない業態
            12. 現在使用している電気代と変わら ない料金水準の再エネプランが多く
            13. 切り替える
            14. CO2排出の多くを削減可能
            15. 例：不動産業
            16. 再エネプランの導入
            17. 脱炭素化の動きが活発
            18. 直接 排出 を 伴う 業態
            19. CO2排出の削減が容易でない
            20. 例：製鉄業：
            21. 製造過程で石炭を大量消費：多く の CO 2排出
            22. 日本の産業部門のCO2排出の４割を占める
            23. 代替手法：水素還元技術（実用化されるのはまだ先）
            24. 化学メーカー
            25. ：脱炭素化が課題
   7. カーボンニュートラルに伴う日本のグリーン成長戦略とは
      1. 脱炭素化に取り組む企業に特化して支援する戦略
         1. 2021年４月カーボンニュートラル宣言
            1. 施策パッケージ：「 2050 年カーボンニュートラルに伴うグリーン 成長戦略」
         2. 戦略
            1. 温暖化 への 対策
            2. 経済成長の制約やコストではなく…
            3. 経済成長の機会と捉える時代
         3. 積極的 に 対策 を 行う
            1. 産業構造 や 経済、 社会 の 変革
            2. 次なる大きな成長
            3. 「 経済 と 環境 の 好 循環」 を 構築
            4. 産業政策「グリーン成長」実現へ
         4. 脱炭素化という変革
            1. チャンス を 生かす
            2. 大胆 な 投資
            3. イノベーション を 起こす
            4. 前向き な 挑戦 を 行う 民間 企業
            5. 政府は全力で応援することも明記
            6. 脱炭素化の波に前向きに乗ろうとする企業への支援に特化
         5. 政府 参考文献：前田 雄大. 60分でわかる！ カーボンニュートラル 超入門 60分でわかる！シリーズ. 株式会社 技術評論社. Kindle 版.
            1. 重視する14の重要分野も記載
            2. 成長が期待される産業
            3. 高い目標を設定
            4. あらゆる政策を総動員すること
         6. グリーン成長戦略
            1. 予算措置や規制、金融枠組みによる支援なども含めた包括的 なパッケージ
         7. チャンスをつかむこと
            1. 民間企業の積極的な取り組み
   8. アメリカ は 脱 炭素 化 でも ナンバーワン を 目指す
      1. トランプ 政権 で 停滞 する も バイデン 政権 で 強力 に 推進
         1. 米・オバマ 政権 の 貢献
            1. 2015 年パリ協定採択に向けた世界的な気運づくり
            2. 気候変動対策を重視
            3. 米国内:火力発電所CO2排出規制「クリーンパワープラン」 導入
            4. 世界に先駆けて脱炭素化を推進
         2. トランプ 大統領
            1. 方向性 を 転換
            2. 気候変動を真っ向から否定
            3. パリ協定からの脱退
            4. クリーンパワープランの差し止め
            5. 石炭を含む化石燃料分野の優遇
            6. アメリカの脱炭素化の動きは実質４年間、停止
         3. 米国内
            1. 脱炭素化の推進派と反対派に二分
            2. 自治体・大学・企業などが「We are still in（我々はパリ協定 に残る）」という声明を出す
            3. 気候変動対策推進の動きは民間が中心
            4. GAFAをはじめとした企業が独自に脱炭素化施策を展開
         4. バイデン 政権
            1. 2021 年 に 発足 し、オバマ路線継承
            2. パリ協定復帰の手続きを行う 矢継ぎ早に脱炭素化の方針
            3. 2050年カーボンニュートラル 宣言
            4. 2005年比での2030年の温室効果ガス50～52％削減目標
            5. 2035年までの電力のゼロ エミッション化
            6. 脱炭素化に対して巨額資金の投入計画
            7. 強力 に 脱 炭素 化 を 推進
         5. アメリカ
            1. 国際的にも中国の脱炭素化の動きを警戒
            2. 脱炭素化を制する戦略的重要性を十分 理解し、 動いている。
   9. 経済成長 が 著しい 中国 の 苦しい 脱 炭素 事情
      1. 脱 炭素 産業 の 興隆 を 背景 に 長期 視点 で 脱 炭素 化 を 狙う 参考文献：前田 雄大. 60分でわかる！ カーボンニュートラル 超入門 60分でわかる！シリーズ. 株式会社 技術評論社. Kindle 版.
         1. 中国 参考文献：前田 雄大. 60分でわかる！ カーボンニュートラル 超入門 60分でわかる！シリーズ. 株式会社 技術評論社. Kindle 版.
            1. 気候変動交渉
            2. 途上国側に立ち
            3. CO2排出削減の責任
            4. 先進国が負うべきとの主張
            5. 繰り返し
            6. 根底の考え
            7. 経済成長を気候変動対策より優先
            8. 他国と比べて異質
            9. 温室効果 ガス 排出 削減 の 目標
            10. 「2030年までにCO2排出をピークアウトさせる」
            11. 言い換えれば
            12. 「ピークに達するまではCO2排出を減らさない」と宣言と同義…
            13. 直ちにCO2を減らす気がない？！
            14. GDP単位あたりのCO2排出量
            15. 2030年までに2005年比の 65％削減
            16. ＝「GDPが増えるほどGDPあたりのCO2排出は減る」
            17. 経済成長を第一優先 に ？！
            18. 世界第１位のCO2排出国
            19. 石炭火力を国内に多く有する
            20. 脱炭素化も進んでいない
            21. 短期・中期での脱炭素化の目標を経済成長と両立することが 難しい
            22. 脱炭素産業
            23. 太陽光パネルの世界シェアは７割を超えて第１位
            24. 風力タービンも世界シェア上位の企業を抱え
            25. EV市場でも新興勢力
            26. 興隆を背景
            27. 長期:経済成長と脱炭素を両立できる
            28. 2060年カーボンニュートラル宣言
   10. 脱 炭素 化 に 向け て 続々 と 施策 を 発表 する 欧州
       1. 気候 変動 対策 を 盾 に 国境 炭素 調整 措置 などを 発表
          1. 欧州
             1. ドイツ
             2. 再エネ導入の進んだ
             3. フランス
             4. 原発比率の高い
             5. 気候変動対策や脱炭素化に非常に熱心
             6. 国際的も交渉リード
             7. パリ協定発効を境目にさらに加速
          2. 2021年７月欧州委員会
             1. 国境炭素調整措置の導入
             2. 欧州域内の脱炭素化に取り組む産業が、取り組んでいない地域に対して競争上の不利にならないように、域外からの輸入品 について生産工程でのCO2排出量に応じ て課金課金徴収する という措置
             3. 名目上は気候変動対策の推進
             4. 実質的には関税と同義
             5. 欧州域内の脱炭素化が今後より進めば、自地域産業は有利
             6. CO2排出の多い地域は不利になる
             7. 脱炭素化を利用した産業保護政策⁈
             8. 2035年にCO2排出を伴う新車の販売を一切禁止する措置
             9. ガソリン・ディーゼル車に比べ てCO2排出の少ないハイブリッド車禁止
             10. 蓄電池
             11. 多額の補助金を付け て産業育成
   11. インフラ の 新設 により 再 エネ 導入 を 図る 東南アジア
       1. インドネシア など 石炭 資源国 も 脱 炭素 化 に 舵 を 切る
          1. 東南アジア
             1. 経済成長が著しい
             2. エネルギー需要の拡大が見込まれる地域
             3. エネルギー供給手法の一番手
             4. 石炭火力発電
             5. 燃料を安価に調達
          2. 後進国
             1. 電力インフラ が 成熟 し て い ない
             2. 既存インフラの刷新より新設
             3. 新設 の 再 エネ 導入 の インセンティブ
             4. 再 エネコスト の 劇的 な 低下
             5. 石炭火力からの脱却を目指す国
             6. ベトナム
             7. 投資面
             8. 2020年に74億ドルの資金
             9. 世界の再エネ投資額ランキングで第８位
             10. 電力マスタープランの草案
             11. 再エネ比率2030年までに30％近くを再エネで賄う方針
             12. インドネシア
             13. 自国内で安価に石炭を供給できる資源国
             14. 現状：火力発電第一１の選択肢
             15. 計画されているものを除き、 石炭火力の新設を認めない方針
             16. 中国政府
             17. 2021年９月石炭火力を海外で新設しない
             18. 東南アジアの脱炭素化の動きが加速に関与
   12. 途上 国 は 先進国 の 決定 に 追いつける のか
       1. 経済成長 も 気候 変動 対策 も 果たし たい 途上 国 の ジレンマ
          1. 途上 国
             1. 基礎的 な インフラ が 不足
             2. 開発 ニーズ は 非常 に 高い
             3. 経済 を 活性化 さ せ て いく
             4. CO2排出増える
             5. 気候 変動 の 影響 を 受け やすい 地域 が 多い
             6. 気候 変動 対策 を 講じる必要
             7. ジレンマ
             8. 「 経済成長 も 気候 変動 対策 も 重要」
          2. パリ協定
             1. 途上国も含めてCO2排出削減目標
             2. 取り組み を 進め て いく こと
             3. 推進自体が自力では難しい国有
          3. 資金拠出
             1. 先進国中心：気候資金として資金を拠出
             2. 途上国の開発 ニーズを満たしながら、
             3. 気候 変動 対策 にも 資する 国際 協力
             4. 日本も資金拠出
          4. 脱炭素化の進展
             1. 開発手法も変化へ
             2. 電力
             3. 従来：発電所→未電化地域に送電 網整備
             4. 太陽光発電
             5. 送電 網 が なく ても 電力 を 供給
             6. 日本 企業 も ベンチャー や 商社 などが 未 電化 地域 に 電気 を 届ける ビジネス を 展開
3. Part 3 　 再 エネ 利用 による 脱 炭素 化 の 取り組み 　 カーボンニュートラル で 変革 する エネルギー 産業
   1. 再生 可能 エネルギー の 市場 参入 を めぐる 争い
      1. 再 エネ 導入 から 生まれる 大きな ビジネスチャンス
      2. 背景
         1. パリ 協定 による CO 2 排出 削減 の 機運 の 向上
         2. 気候 変動 対策 の 進展
         3. コスト 低下 による 再 エネ の 普及
         4. 世界
            1. トランスフォーメーション
            2. 脱 炭素 化
            3. デジタル
            4. 日本 を 含む 各国
            5. 脱 炭素 化 を 成長 戦略 の 核
            6. 各 産業 への 支援
      3. 投資 面
         1. 環境 を 重視：ESG 投資主流
         2. 巨額 資金3, 000 兆 円
         3. 脱 炭素 化 に 親和性 の ある 産業 に 投入へ
         4. 脱 炭素 市場
            1. 代表：
            2. 再生 可能 エネルギー 市場（ 再 エネ 市場）
            3. 日本 を 含む 各国 が、 再 エネ 比率 の 向上 を 宣言
            4. 国策：政府の保証
            5. 再 エネ の 発電所 の 新設へ
            6. 日本
            7. 固定 価格 買 取 制度
            8. 発電 事業者 が 再 エネ 導入 の リスク を 負わ ない よう に、 国 が 電力 を 決まっ た 価格 で 買い取る こと を 保証 する 制度
            9. 国内外 の 多く の 企業 が 参入 を 目指
            10. 2030 年 CO 2 の 46％ 削減
            11. 再 エネ 導入 増 は 確実
            12. 大規模な導入：洋上風力
            13. 魅力 的 な マーケット
      4. 参考文献：前田 雄大. 60分でわかる！ カーボンニュートラル 超入門 60分でわかる！シリーズ. 株式会社 技術評論社. Kindle 版.
   2. 海 を 活用 する 洋上風力発電
      1. 波及効果の大きい発電再エネ導入
         1. 海洋国家日本の特性
            1. 洋上風力発電
            2. 海上に風車を建てて発電
            3. 新たなトレンド
         2. 国際 機関の分析
            1. 洋上風力は2040年に世界で120兆円超の投資
            2. 成長産業
         3. 洋上風力
            1. 日本の脱炭素化の救世主となる可能性
         4. 日本
            1. 脱炭素社会の実現に向け
            2. 大幅な再エネ導入が必要
            3. 日本は世界第６位の排他的経済水域
            4. 海上はさえぎるものがない
            5. 日本の海洋は風況のよい地域も多い
            6. 世界有数の海洋国家
            7. 再エネ普及に制約
            8. 国土が狭く
            9. その国土も約3分の２が森林
            10. 洋上風力
            11. 洋上風力のポテンシャルは非常に大きい
            12. 政府：「再エネの主力電源化に向けた切り札」
         5. 洋上風力の事業規模 前田 雄大. 60分でわかる！ カーボンニュートラル 超入門 60分でわかる！シリーズ. 株式会社 技術評論社. Kindle 版.
            1. 数千億円
            2. 部品数が数万点
            3. 関連産業への波及効果が大きい
            4. 日本の得意とするものづくり産業
            5. 実力を発揮できる分野
         6. 洋上風力 前田 雄大. 60分でわかる！ カーボンニュートラル 超入門 60分でわかる！シリーズ. 株式会社 技術評論社. Kindle 版.
            1. 海底に基礎を形成して風車を建てる着床式
            2. 国際的に進展
            3. 欧州の浅い海などで導入
            4. 日本の海:深い部分が多く、 適地が限られる
            5. 海上に風車を浮かべる浮体式
            6. 技術革新が進んで普及
            7. 脱炭素化へ
   3. 太陽光発電 は 世界 の 脱 炭素 化 を 導く 王様
      1. 耐用年数 や 利便性 が 向上 し て いる が 不安定 要素 も ある
         1. 太陽光発電 前田 雄大. 60分でわかる！ カーボンニュートラル 超入門 60分でわかる！シリーズ. 株式会社 技術評論社. Kindle 版.
            1. 世界で急速に導入が進む再エネ
            2. 従来 の 発電所 に 比べ て 建設 が 容易 な こ と
            3. 発電 コスト の 低下
            4. コスト低下:日本へも波及
            5. 世界の脱炭素化をけん引する主役
            6. 国際 エネルギー機関 「 太陽光 が 電力 の 王様 と なる」
            7. 太陽光の利活用：脱炭素化の進展にもエネルギーの安全保障
            8. 制約
            9. 日照によって左右さ れる
            10. 出力を安定させるため、 追加コストがかかる
            11. パネル
            12. カドミウムなどの有害物質が含まれる
            13. 回収し、リサイクルする体制の構築
            14. 中国リスク
            15. 世界のパネルシェアの７割以上
            16. 生産：新疆ウイグル 自治区 の 強制労働 問題
            17. アメリカ政府が中国関連企業に制裁
            18. コスト
            19. 性能も年々上がる
            20. 耐用年数が長くなる
            21. 利便性が向上
         2. 日本 前田 雄大. 60分でわかる！ カーボンニュートラル 超入門 60分でわかる！シリーズ. 株式会社 技術評論社. Kindle 版.
            1. 政府
            2. 2021年７月：2030年時点発電所の新設コスト
            3. 太陽光が一番低くなるとの試算
            4. コスト面でのメリットが明らかに
            5. 導入が進む
            6. ビジネス＆家庭分野へ
            7. 日本勢：次世代太陽電池を開発するなどの動き
   4. 世界 ３ 位 の 地熱 資源 の 利活用 へ 技術革新 と 法 改正 が 進む 地熱発電
      1. コスト と 熱源 探索 で 制約 が ある が 安定 し た 出力 を 誇る
         1. 再エネの特徴
            1. 自然条件によって出力が変動
            2. 安定した出力
            3. 地熱発電
            4. 地熱：発電手法
            5. 地中深くの地熱貯留層
            6. 熱水や蒸気を汲み出し
            7. タービンを 回す
            8. 制約
            9. 開発 コスト
            10. 地熱貯留層を探る：ボーリング調査
            11. 掘削数億円/本
            12. 「調査しても熱源がない」
            13. 熱水量不足:「発電の事業化に至らない」
            14. 地元の反対(国立公園内)
            15. 技術革新
            16. 熱源探索の技術の世界的向上
            17. 地上から水を注入する方式
            18. 制度 改善
            19. 行政：法改正
         2. 日本
            1. 熱源
            2. アメリカとインドネシアに次ぐ、世界第３位ポテンシャル 前田 雄大. 60分でわかる！ カーボンニュートラル 超入門 60分でわかる！シリーズ. 株式会社 技術評論社. Kindle 版.
            3. 利活用
            4. 脱 炭素 化 にも 電力 供給 にも 大きな 前進へ
            5. 総発電電力量：地熱 の 割合 0.3％
   5. バイオ マス 発電 は 脱 炭素 化 に つながる のか
      1. CO 2 排出 や 森林 伐採 などに 否定的 な 見方 が ある 発電
         1. 再 エネ
            1. 太陽光
            2. 風力
            3. バイオ マス 発電 前田 雄大. 60分でわかる！ カーボンニュートラル 超入門 60分でわかる！シリーズ. 株式会社 技術評論社. Kindle 版.
            4. 生物由来の燃料を燃やして発電
            5. CO2排出
            6. 発電の一連の循環
            7. カーボンニュートラル
            8. 発電時：生物由来の資源を使う
            9. 木質 バイオ マス の 場合
            10. 調達 し た 木材 分 に対して 植林
            11. 植林 し た 木 が 育て
            12. 木 が 成長 過程 で 大気 中 の CO 2 を 吸収
            13. CO 2 を 内部 に 固定 化
            14. 循環：大気中のCO2増加は起こらない
            15. カーボンニュートラルである
            16. 批判的考え方
            17. CO 2 排出 を 伴う こと
            18. 調達 分 と 同等 の 木々 を 回復 できる のか、
            19. バイオ マス 発電 の ため の 伐採 は 環境 に よい のか
            20. 原生林 などは 回復 し ない のでは ない か
            21. 発電 時 に CO 2 排出なし
         2. 欧州
            1. ノーゴーエリア と 呼ば れる 多様 性 の 高い 原生林 から 木材 を 調達 する こと を 再生 可能 と 認める べき では ない
            2. 国際スタンダード へ
         3. 日本の場合：課題
            1. 国内の木質バイオ マスの供給に限界
            2. バイオマス発電拡大：資源を輸入に頼る
   6. 国 を 挙げ て 水素 に 取り組む 日本
      1. CO 2 排出 を 伴わ ず 化石燃料 の 代替 と なる が コスト 高
         1. 水素 前田 雄大. 60分でわかる！ カーボンニュートラル 超入門 60分でわかる！シリーズ. 株式会社 技術評論社. Kindle 版.
            1. 日本：注力している分野の１つ
            2. 化学反応 の 過程 で エネルギー を 生み出す
            3. 化石燃料 と 異なり CO 2 排出なし
            4. 化石燃料の代替となる物質
            5. 製鉄業
            6. 石炭 使用 が 課題
            7. 水素 還元 方式
            8. 石炭の代わりに水素を 使っ て 製鉄
            9. 地球上に非常に多く存在すること
            10. 水と電気があれば生成できる
            11. 再エネでの発電量が多いときにエネルギーをためる電池代わり
            12. 課題
            13. 可燃性の気体であり、取り扱いが難しい
            14. コスト面
            15. 生成 方法
            16. ブラウン 水素
            17. 化石燃料 から CO 2 排出 を 伴い ながら 抽出 する
            18. ブルー 水素
            19. 製造過程 で CO 2 を 回収 し て 生成 する
            20. グリーン 水素
            21. 再エネ起源の電力を使っ て生成する
            22. エネルギーロスが大きいという デメリット
            23. 市場競争性のため
            24. 液化天然ガスなどと比較：10分の１程度の水準
         2. イノベーション が 期待 さ れる 領域 前田 雄大. 60分でわかる！ カーボンニュートラル 超入門 60分でわかる！シリーズ. 株式会社 技術評論社. Kindle 版.
   7. グリーン 成長 戦略 で 重要視 さ れる アンモニア
      1. 水素 の 輸送 や エネルギー 源 として の 役割 に 期待 さ れる
         1. アンモニア
            1. 窒素 と 水素 から 構成 さ れる 非常 に 安定 し た 物質
            2. 安全 な 輸送 技術 が 確立
         2. 世界 全体 での アンモニア の 用途 前田 雄大. 60分でわかる！ カーボンニュートラル 超入門 60分でわかる！シリーズ. 株式会社 技術評論社. Kindle 版.
            1. 約８割肥料 残り２割 工業用
            2. 水素の輸送技術へ
            3. 課題解決(手法の研究)
            4. アンモニア(輸送技術確立済み)に変換
            5. 輸送
            6. 利用する場所で水素に戻す
            7. エネルギー源
            8. それ自体で燃焼によりエネルギーを取り出すことができる
            9. その過程でCO2排出を伴わない。
         3. アンモニアだけをエネルギー源：発電
            1. 難しい
            2. 混 焼 技術開発
            3. 石炭火力発電に混ぜて燃やす 前田 雄大. 60分でわかる！ カーボンニュートラル 超入門 60分でわかる！シリーズ. 株式会社 技術評論社. Kindle 版.
            4. 混焼 した分だけCO2排出抑制
         4. 日本 は 現状、 火力発電 の 比率 が 高く、 この 分野 からの CO 2 排出 を 削減 する 必要 が ある ため、 こうした 特性 に 着目 し た アンモニア の 使用 が グリーン 成長 戦略 にも 重要 な 位置付け として 記載 さ れ て い ます。
         5. コスト が まだ 高い などの 課題 は あり ます が、 脱 炭素 化 の 移行 期 に 向け、 アンモニア が 果たす 役割 はより 一層 大きく なり そう です。
   8. 原子力発電 は 復活 する のか
      1. 原子力発電 の 利点 を 踏まえ、 再 稼働 を 前提 に 議論 が 進む
         1. 2011年福島第一原発事故 以降
            1. 日本 の エネルギー 政策 は 転換
            2. 原発 の 再 稼働
            3. 国民の理解が得られない状況
         2. 2030年までに2013年度比で46％の温室効果ガス排出削減 の目標達成へ
            1. 電力 分野 からの CO 2 排出 を 大幅 に 削減
            2. ７割以上 を火力発電に依存
         3. 再エネ新増設によって電力分野のCO2大幅削減を実現すること
            1. 現実的ではない。
         4. 原子力発電 前田 雄大. 60分でわかる！ カーボンニュートラル 超入門 60分でわかる！シリーズ. 株式会社 技術評論社. Kindle 版.
            1. 発電の過程でCO2を伴わない：脱炭素化に整合性
            2. 太陽光発電や風力発電と異なり、出力が安定
            3. 日本国内
            4. 原子力発電の設備あり：再稼働のみ：設備投資不要 前田 雄大. 60分でわかる！ カーボンニュートラル 超入門 60分でわかる！シリーズ. 株式会社 技術評論社. Kindle 版.
            5. 日本政府
            6. 再稼働2030年原子力発電の比率20～ 22％(見込む)
            7. 研究 開発
            8. 高速炉の開発
            9. 小型モジュール炉技術の実証
            10. 核融合の研究開発
            11. 全体的な方針
            12. 安全性を最優先
            13. 再エネ拡大を図る
            14. 可能な限り依存度を低減
            15. 当面：再稼働を軸で議論を！
4. Part 4 　 電動 化 や 蓄電池 開発 などの 取り組み 　 運輸・製造 産業 の 脱 炭素 化 と 競争 力 強化 の 戦略
   1. 日本は世界の自動車戦争に乗り遅れている？
   2. 次に買う自動車はEV（電気自動車）かもしれない
   3. 燃料電池車をテコ入れしているのは日本だけ？
   4. 技術 の 進歩 が 急速 に 進む 蓄電池
   5. エネルギー効率化に貢献する世界の半導体需要の拡大
   6. 情報 通信 業界 における 高い 電力 需要 への 対応 策
   7. 船舶・航空 業界 も 等しく カーボンニュートラル へ 向かう
   8. 物流・土木・インフラ も 脱 炭素 化 への 本格 対応 を 開始
   9. 日本 の 競争 力 を 強化 する カーボン リサイクル
5. Part 5 　 著しい 成長 を 遂げる 日本 の 技術 世界 の 先端 を 行く 日本 の 脱 炭素 技術
   1. 電動化の根幹ともいえる世界最高峰のモーター技術
   2. 脱炭素化に光をもたらすCO2の高速処理技術
   3. 植物より効率がいい人工光合成
   4. 電力ロスを低減するパワー半導体
   5. 半導体の性能を向上させる酸化ガリウム
   6. 製造 する だけで CO 2 が 削減 さ れる コンクリート
   7. 発電と炭素固定化を同時に行う画期的な地熱発電 技術
   8. 形状が自由でエネルギー密度が高い全樹脂電池
   9. 塗装して使えるペロブスカイト太陽電池
   10. 空調用の省エネ冷媒でEV航続距離が最大５割増
   11. ミドリムシ などから 抽出 し た 油脂 で 次世代 バイオ 燃料 を 開発
6. Part 6 　 生活 や 家庭 での 脱 炭素 化 も 重要 　 カーボンニュートラルカーボンニュートラル が もたらす 生活 の 変化
   1. 生活にも恩恵をもたらすカーボンニュートラルの動き
   2. カーボンニュートラルに伴う雇用の変化
   3. 電気代はこれから高くなる？安くなる？
   4. CO2を出さない電力プランで家庭から脱炭素化に貢献
   5. ガソリン代の値上がりなど化石燃料分野への影響は？
   6. 太陽光パネルにより環境と災害に考慮した生活を実現
   7. 食料や農林水産業でも脱炭素化の取り組みが進む
   8. 持続可能な社会を目指して脱炭素においても資源循環を構築
7. Part 7 　 競争 力 を 高める 企業 の 戦略 　 カーボンニュートラル で 成長 を 目指す 企業 の 取り組み
   1. 脱炭素社会で成長するために企業に求められること
   2. GAFAMが率先して取り組むサプライチェーンの脱炭素化
   3. ENEOSの巨額買収による脱炭素転換
   4. 脱炭素への高い先見性で世界をリードするテスラ
   5. トヨタ自動車の15年前倒したカーボンニュートラルへの挑戦
   6. 業務効率化と蓄電池開発で脱炭素を目指すパナソニック
   7. 中国との水平分業型モデルでEV導入を図る佐川急便