- ❶代理人AがYと法律行為
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❷❶がXにとって商行為
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【摘示例】Xは,❶の当時,株式会社であった。
- 会社の行為は商行為と推定(会社§5,商§4Ⅰ・503Ⅱ)
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❸❶に先立つ代理権授与
- 【摘示例】Aは,❶の当時,Xの代表取締役であった。
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❹Aが,❶の際,Xに効果を帰属させる意思を有していたこと
- 会社の代表者による会社の取引行為の場合,当然に❹を充足するから,❹について明示的に主張する必要はない。
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E:【相手方善意の抗弁】
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❶YがAの代理意思を知らなかったこと
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R:❶Yの過失の評価根拠事実
- D:❶Yの過失の評価障害事実
- ❷Y,AY間の法律関係を選択
- ①代表権に争いある場合
②意思表示の瑕疵が主張されている場合
③法人の善意・悪意が問題となる場合
のいずれかに該当する場合に限り,摘示。
①~③の問題がない場合は,単に法人Xが法律行為をしたものと摘示すれば足りる。