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第1章
エンベデッド・ファイナンス
とは何か?
- 変革が進む金融業界
- コロナ禍がさらなる変革を迫る
- 日常生活に溶け込む金融サービスの実現へ
- イネーブラーとライセンスホルダーとの境界はあいまい
- 「金融サービス仲介業」の創設が後押し
- エンベデッド・ファイナンスはフィンテックの第3波
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第2章
欧米の
エンベデッド・ファイナンス
- エンベデッド・ファイナンスの5領域
- エンベデッド・ペイメント
(組み込み型決済)
- インスタグラム内でショッピングが
完結する「チェックアウト機能」
- グーグル・マップから駐車料金の支払いが可能に
- エンベデッド・レンディング
(組み込み型貸付)
- 拡大するBNPL
- 授業料もBNPLに
- 中小企業向け融資
- エンベデッド・インシュアランス
(組み込み型保険)
- テスラは自ら自動車保険を提供
- フォード、BMWも追随
- 保険はマイクロソフトの
オフィス製品にも組み込まれる
- エンベデッド・インベストメント
(組み込み型投資)
- エンベデッド・バンキング
(組み込み型銀行)
- ウォルマートが提供する
プリペイドカードでは利子を付与
- ショッピファイとゴールドマン・サックスの
エンベデッド・ファイナンス戦略
- BaaSで切り込むゴールドマン・サックス
- ジェットブルー航空にBNPLサービスを提供
- アマゾン、ウォルマートと出店者向けローンで協業
- テクノロジー企業へと変貌を遂げた
ゴールドマン・サックス
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第3章
ビッグテックも参入
- フィンテック企業買収で
国内金融市場に本格参入するグーグル
- 米国では銀行口座の提供を検討
- グーグルは何のために銀行サービスを提供するのか
- 日本での銀行サービスの可能性
- 「アップルカード」で参入するアップル
- キャッシュバックで利用を促進
- ファミリーカードで家族も取り込む
- 個人間送金サービス 「アップル・キャッシュ」
- BNPLの提供も開始
- アップルの真の狙いは決済エコシステムの構築
- アマゾンは銀行にはならないが、
金融ビジネスには参入する
- 金融サービスにおける提携の歴史
- アマゾンの目的はエコシステムの拡大
- アマゾンの次なる手はBNPL
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コラム
- アップルカードは日本に上陸するのか
- 米国で進む「キャッシュレス店舗禁止」 法
- 「ドコモワンタイム保険」に見る
組み込み型保険のルーツ
- グーグルによるスーパーアプリの可能性
- 中国のスーパーアプリ「解体」も
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第5章
エンベデッド・ファイナンス
の将来
- スーパーアプリ化するエンベデッド・ファイナンス
- スーパーアプリはスマホ時代のポータルサイト
- スーパーアプリ化を目指す新生Zホールディングス
- 通信キャリアのスーパーアプリ戦略
- 楽天経済圏をバックに楽天も本格参入
- 金融版スーパーアプリを目指す三菱UFJ銀行
- 日本版スーパーアプリの勝者は誰か
- エンベデッド・ファイナンスの事業機会
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第4章
動き出した国内企業
- 「シナリオ金融」構想を掲げるZホールディングス
- 組み込み型保険が先行
- 「循環型金融」を促進するメルカリ
- メルカリが目指す循環型金融の姿
- 店舗を持たないネット銀行が
エンベデッド・ファイナンスの主役に
- 住信SBIネット銀行が強力に推進するNEOBANK
- 住信SBIネット銀行の提携スキーム
- ハウスメーカー、ゼクシィ経由で住宅ローンを提供
- 土管化を厭わないGMOあおぞらネット銀行
- 銀行パーツのマーケットプレイスを開設
- 新生銀行のBaaSはパートナーも参加可能な
プラットフォームを指向
- BaaSを推進するフィンテック企業
- 保険商品も提供
- インフキュリオンの積極的な動き
- 現状では金融機関向けが先行
- 国内初のデジタルバンクも参入
- 通信キャリア × メガバンク
- 組み込み型決済が先行する理由
- 現状ではエンベデッドではないファイナンス
- 金融機関はどう動くべきか
- スタートアップは何をすべきか
- 「土管化」も銀行の選択肢の1つに