1. ❶Xの土地現所有
   1. E1:【売買契約による所有権喪失の抗弁】
      1. ❶XA間の売買契約の締結
         1. R1:【虚偽表示の再抗弁】
            1. ❶意思表示が真意でないこと
            2. ❷❶についての相手方との通謀
         2. R2:【履行遅滞解除の再抗弁】
            1. ❶催告
            2. ❷催告後相当期間の経過
            3. ❸相当期間経過後の解除の意思表示
            4. ❹〔双務契約の場合〕
            5. 催告に先立つ反対給付の履行の提供
            6. Yの債務につき先履行の合意
         3. R3:【所有権留保特約の再抗弁】
            1. ❶XA間で所有権移転時期を代金完済時とする旨合意したこと
      2. （❷Xが❶当時，土地の処分権限を有していたこと）
         1. Kgに現れているため不要
   2. E2:【対抗要件の抗弁（民§177）】
      1. ❶AY間の売買契約の締結
         1. R1:【対抗要件具備の再抗弁】
            1. ❶対抗要件の具備
         2. R2:【背信的悪意者の再抗弁】
            1. ❶Yの悪意
            2. ❷Yの背信性を基礎付ける評価根拠事実
            3. R3:❶Yの背信性の評価障害事実
      2. ❷権利主張
         1. 【摘示例】Yは，甲土地につき，Xが対抗要件を具備するまで，Xの所有権取得を認めない。
   3. E3:【対抗要件具備による所有権喪失の抗弁（民§177）】
      1. ❶A→Y所有権移転原因事実
         1. R:【背信的悪意者の再抗弁】
            1. ❶Yの悪意
            2. ❷Yの背信性を基礎付ける評価根拠事実
            3. R3:❶Yの背信性の評価障害事実
      2. ❷❶に基づく対抗要件具備
2. ❷土地上に建物が存在すること
3. ❸Yの建物現占有
   1. E4:【占有権原の抗弁】
      1. ❶XA間の土地賃貸借契約締結
      2. ❷❶に基づく土地引渡し
      3. ❸❷の後，Aが土地上に建物建築
      4. ❹AY間の建物賃貸借契約締結
      5. ❺❹に基づく建物引渡し