1. ❶被保全債権の発生原因事実
    1. E1:【受益者又は転得者の善意の抗弁】
      1. ❶受益者又は転得者の善意
        1. 【摘示例】被告は,Kg❷-2の贈与の際,その贈与によってBの債権者を害することを知らなかった。
  2. ❷債務者による財産権を目的とする法律行為
    1. 【摘示例】❷-1 Bは,平成18年10月23日当時,別紙物件目録記載の土地建物を所有していた。 ❷-2 Bは,被告に対し,同日,同土地建物を贈与した。 
  3. ❸❷の当時,債務者の無資力
    1. 【摘示例】Bには,❷-2の当時,同土地建物以外にみるべき資産がなかった。
    2. E2:【資力回復の抗弁】
      1. ❶口頭弁論終結時,債務者の資力が回復していること
  4. ❹債務者の詐害意思
    1. 【摘示例】Bは,上記贈与の際,これによって債権者を害することを知っていた。
  5. (❺〔抹消登記手続を求める場合〕債務者→Y,❷に基づく所有権移転登記)