1. ❶X動産現所有
    1. E1:【売買契約による所有権喪失の抗弁(民§555)】
      1. ❶XA間の売買契約締結
        1. R1:【虚偽表示の再抗弁】
          1. ❶意思表示が真意でないこと
          2. ❷❶についての相手方との通謀
        2. R2:【履行遅滞解除の再抗弁】
          1. ❶催告
          2. ❷催告後相当期間経過
          3. ❸相当期間経過後の解除の意思表示
          4. ❹〔双務契約の場合〕
          5. 催告に先立つ反対給付の履行提供
          6. Yの債務につき先履行の合意
        3. R3:【所有権留保特約の再抗弁】
          1. ❶XA間で所有権移転時期を代金完済時とする旨合意したこと
    2. E2:【代物弁済による所有権喪失の抗弁(民§482)】
      1. ❶債務の弁済に代えて動産の所有権を移転する合意
      2. ❷Xが❶当時,動産を所有していたこと
      3. ❸❶の合意に基づき動産の引渡しがされたこと
    3. E3:【即時取得による所有権喪失の抗弁(民§192)】
      1. ❶取引行為
        1. R1:❶悪意
        2. R2:❶過失の評価根拠事実
          1. D:❶過失の評価障害事実
      2. ❷❶に基づく動産引渡し
        1. 占有改定は×
    4. E4:【対抗要件の抗弁(民§177)】
      1. ❶AY間の売買契約締結
        1. R1:【対抗要件具備の再抗弁】
          1. ❶対抗要件の具備
        2. R2:【背信的悪意者の再抗弁】
          1. ❶Yの悪意
          2. ❷Yの背信性を基礎付ける評価根拠事実
          3. D:❶Yの背信性の評価障害事実
      2. ❷権利主張
        1. 【摘示例】Yは,本件動産につき,Xが対抗要件を具備するまで,Xの所有権取得を認めない。
    5. E5:【対抗要件具備による所有権喪失の抗弁(民§177)】
      1. ❶A→Y所有権移転原因事実
        1. R:【背信的悪者の再抗弁】
          1. ❶Yの悪意
          2. ❷背信性を基礎付ける評価根拠事実
          3. D:❶Yの背信性の評価障害事実
      2. ❷❶に基づく対抗要件具備
  2. ❷Y動産現占有
    1. E6:【占有権原の抗弁】
      1. ❶XY間の賃貸借契約締結
      2. ❷❶に基づく引渡し