1. 異性体
    1. 分子式は同じだが、構造が異なる化合物
    2. 構造異性体
      1. 分子式が同じで構造式 (原子の結合順序)が異なる
        1. 連鎖異性体
          1. 炭素骨格が異なる
        2. 位置異性体
          1. 官能基の結合している位置が異なる
        3. 官能基異性体
          1. 官能基の種類が異なる
    3. 立体異性体
      1. 構成原子は同じで 分子の立体的な位置関係が異なる
        1. 幾何異性体 (シス-トランス異性体)
          1. 炭素間の二重結合が原因で生じる
          2. 結合を軸にして回転できない
        2. 光学異性体 (鏡像異性体)
          1. 元の像と鏡像のように 互いに重ね合わせることができない
          2. 不斉炭素原子が不可欠
          3. 4つの異なる原子(官能基)が結合している炭素原子
          4. *を付けて表す事が多い
          5. 化学的・物理的性質はほぼ同じ
          6. 反応性・沸点・融点・密度など
          7. 旋光性・生理活性は異なる
          8. 平面偏光の偏光面を回転させる性質 酵素反応・生体内反応など
  2. 不飽和炭化水素
    1. 不飽和炭化水素とは
      1. 炭素原子C同士の間に、二重結合 又は三重結合をひとつ含む炭化水素
    2. 付加反応とは
      1. 多重結合が解裂し、それぞれの端から 別の原子団と新たな単結合を生成する反応
    3. アルケンの付加反応
      1. 水素、ハロゲン、ハロゲン化水素、水などを付加する
    4. アルキンの付加反応
      1. 水素付加
        1. エタン(C2H6)
      2. HCN(シアン化水素)の付加
        1. アクリロニトル(C3H3N)
      3. HCL(塩化水素)の付加
        1. 塩化ビニル( ‎C2H3Cl)
      4. CH₃COOH(酢酸)の付加
        1. 酢酸ビニル(C4H6O2)
      5. H₂O(水)の付加
        1. アセトアルデヒド(C2H4O)
      6. 3分子重合、Fe触媒
        1. C6H6(ベンゼン)
  3. アルケンの命名法
    1. 1. 主鎖のC原子の数を数えてベースとなるアルケン名を決定
    2. 2. 炭素炭素二重結合(C=C)を形成しているCの番号が   最も小さくなるようにCに番号をふる。
    3. 3. 置換基がある場合はそれが何番目の炭素に付いているか確認する。
    4. 4. (置換基が付いている炭素番号)ー(置換基名)ー(二重結合のある炭素番号)    ー(アルケン名)の順で名前をつける。
      1. アルケンの命名は、アルカンの「アン(-ane)」をアルケンの「エン(-ene)」に変えて表す。 また、慣用名として「アン(-ane)」を「イレン(-ylene)」に変えて表す。