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異性体
- 分子式は同じだが、構造が異なる化合物
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構造異性体
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分子式が同じで構造式
(原子の結合順序)が異なる
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連鎖異性体
- 炭素骨格が異なる
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位置異性体
- 官能基の結合している位置が異なる
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官能基異性体
- 官能基の種類が異なる
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立体異性体
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構成原子は同じで
分子の立体的な位置関係が異なる
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幾何異性体
(シス-トランス異性体)
- 炭素間の二重結合が原因で生じる
- 結合を軸にして回転できない
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光学異性体
(鏡像異性体)
- 元の像と鏡像のように
互いに重ね合わせることができない
- 不斉炭素原子が不可欠
- 4つの異なる原子(官能基)が結合している炭素原子
- *を付けて表す事が多い
- 化学的・物理的性質はほぼ同じ
- 反応性・沸点・融点・密度など
- 旋光性・生理活性は異なる
- 平面偏光の偏光面を回転させる性質
酵素反応・生体内反応など
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不飽和炭化水素
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不飽和炭化水素とは
- 炭素原子C同士の間に、二重結合
又は三重結合をひとつ含む炭化水素
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付加反応とは
- 多重結合が解裂し、それぞれの端から
別の原子団と新たな単結合を生成する反応
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アルケンの付加反応
- 水素、ハロゲン、ハロゲン化水素、水などを付加する
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アルキンの付加反応
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水素付加
- エタン(C2H6)
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HCN(シアン化水素)の付加
- アクリロニトル(C3H3N)
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HCL(塩化水素)の付加
- 塩化ビニル( C2H3Cl)
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CH₃COOH(酢酸)の付加
- 酢酸ビニル(C4H6O2)
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H₂O(水)の付加
- アセトアルデヒド(C2H4O)
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3分子重合、Fe触媒
- C6H6(ベンゼン)
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アルケンの命名法
- 1. 主鎖のC原子の数を数えてベースとなるアルケン名を決定
- 2. 炭素炭素二重結合(C=C)を形成しているCの番号が
最も小さくなるようにCに番号をふる。
- 3. 置換基がある場合はそれが何番目の炭素に付いているか確認する。
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4. (置換基が付いている炭素番号)ー(置換基名)ー(二重結合のある炭素番号)
ー(アルケン名)の順で名前をつける。
- アルケンの命名は、アルカンの「アン(-ane)」をアルケンの「エン(-ene)」に変えて表す。
また、慣用名として「アン(-ane)」を「イレン(-ylene)」に変えて表す。