1. 前世:竜騎士
    1. 父親と弟が率いる軍隊に、だまし討ちにされ殺される。和平を結ぼうと呼びかけられて、のこのこと出てきたところを処刑される。
  2. 前世における父親は、弟への偏愛故に兄(少女)を殺したが、実は愛情がなかったわけではない。その証拠
  3. 共に都に赴き、入内する。四つあるうちの妃の身分のうち、第二であるが、共に都入りしたことは、各世界に大きな衝撃を与えた。
  4. 皇帝は老いていて、既に正気を失っていた。ほぼ、皇太子(前世では父親)の即位は既定事実となっていた。だが、新しい妃を迎えるとあって、少女との邂逅を願う。皇太子、筆頭妃(前世では弟)とともに謁見する。これは例外的なことだった。老帝は少女の顔を視た途端に謝罪した。夢の中で少女に悪いことをしたという。老人は前世において竜騎士の母親であった。夫と二男の陰謀を抑えられなかったことを後悔していた。
  5. 老帝はすでに10年前に生きながら死していた。すでに生まれ変わっていたのだが、前世に一瞬だけ戻ったのである。生まれ変わった老帝は10歳の侍女として、少女に仕えることになる
    1. 宮廷に上がった少女がまずすべきことは、筆頭妃に謁見することだった。彼女は、前世で弟であった。しかし記憶を封じ込められた少女は、ただ、不安、恐怖、憤怒、猜疑、とマイナスの感情の集大成を味合わされただけだった。
  6. あまりにも優秀な兄と凡百な弟。父親は弟を可愛がった。占星術師によって、兄が父を簒奪すると占せらえていたからだ。弟は生死を超えて劣等感を持ち越す。
  7. Event:弟は兄の美しい顔が嫌いだった。その顔に、真っ赤になった焼き鏝を当てる。
  8. 老帝、崩御。新帝即位。ついに、筆頭妃(前世で弟)の天下が始まる。
  9. 10歳の少女が貧しい貴族家から少女のところに派遣される。政治的に冷遇される中、腐っていた彼女は取るに立たない一条項だと思うが、実際に出会ってみて、何かを感じた。彼女は前世における母親であった。智謀に優れていることを披露して、少女を驚かせる。
  10. 醜い痣のために、右の髪の毛はいつもたらしている。それがかえって妖艶さを若いながらに漂わせていると風聞になっていた。小さいときからそれをコンプレクスに感じて育つ。同時に家族が自分にだけ秘密をつくっているという感覚も不快だった。孤立しているわけでもないのに、常に淋しさを感じていたが、自尊心の高さがそれを簡単に外に出させなかった。
  11. event:1西方から来訪したと言う呪術師から痣の治療を受けたが、紫姫は右額の痣は消えていなかった。真夜中にただならぬ雰囲気を感じた彼女は侍女も連れずに庭に罷り出た。この国の宰相が呪術師を殺そうとしていたのだ。少女は彼女を済んでのところで助ける。なお、彼女は金髪碧眼の、非常に外国的な風貌をしている。『始女帝壱』1から14
  12. 楼の国(12ある爵位のうち第3位水晶爵)
  13. 紫、黄、赤、青、長女から四女まで。
  14. 前世;何処か別の世界
  15. 紫姫の父親、楼水晶爵、母親、楼水晶爵夫人、ともに能天気な人であって、平和が長く続いた世であればこそ、そのような高い身分に生まれついで無事でいられる、とは娘の親観である。
  16. 宰相:顔塩、字は麩。銅爵。40歳切れ者である。紫姫からすると、彼のおかげで今の楼国の地位がある、らしい。男。
  17. 占星術師:実はミラノ帝国からやってきた、第一人者の娘。姦通罪によって島流しになったが、ほうほうのていで、ミラノ世界から脱出してきた。女性、年齢、30歳
  18. 劉玄徳:古代の大書家
  19. 疑似中華帝国ヒエラルキー
    1. フローティングトピック
    2. フローティングトピック
  20. 12の爵位。1光、2水、3水晶、4土、5、火、6、空、7金、8銀、9銅、10鉄、11酒、12塩
  21. 後宮
    1. 正妃
  22. 1位:竜妃2位鷺妃(紫姫はこの位で入内する。)3位魚妃4位兎妃(とひ)の四つの位がある。
  23. 皇帝
    1. フローティングトピック
  24. 西方からきた呪術師の治療を受けてから、どうにも家族の態度が疎遠になったような気がする紫姫。何か大事なことを隠しているようなきがする。それがきっかけとなって兼ねてから計画していた、東宮に入内するという計画を実行に移すことを決意する。 一方、呪術師は紫姫と親友といっていい関係を気付くようになっていた。誰あろう、この世で最も信用できる相手と踏んだ呪術師こそが姫を騙していると知らず、自らの心を共に歩く伴侶であると指名する。【始女帝壱~99】
  25. とある貴族家の長女に、大変に美しい容貌と知性に恵まれて生まれる。しかしながら、玉にきずともいうべき醜い痣が右額にうまれついであった。
  26. 皇太子が父親の領地にやってくる。そこを少女は狙って、彼に近づく。そして、顔を視た瞬間に既視感に襲われる。それは占星術師に封じ込められた記憶、なんと、彼は父親だった。
  27. 美しく14歳になった少女は自ら皇太子のところに上がりたい両親に申し出る。二人は反対するが、彼女の目を見せられると、無意味だと思い知らされた。
  28. 皇太子は少女に本能的な恐怖を抱きながらも(前世で父親だったゆえに)、その美しい容貌に心を奪われ、入内を許可する。
  29. 幼い時に出会った西方から流れ継いだ占星術師。彼に前世のことを教えられる。それが右頬の痣に関係があると告げられるが、魔法で記憶を封じ込められ、家族にはそれを告げるなと訓戒する。
  30. 第一部、出生から入内まで