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アーキテクチャとは何か?
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システムの分け方と組み合わせ方のこと
- ミッションに従う
- 制約や環境を前提とする
- 複数の利害関係者の関心ごとを整合させる
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アーキテクチャの成果とは
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構造とプロセスの決定
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構造
- 機能がどのような要素に分解されるか
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プロセス
- それらの要素をどのように組み合わせるか
- 上記にリソースとスケジュールを加味すると、WBS(ガントチャート) になる
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エンタープライズ・アーキテクチャとは
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企業システムを対象
- 利害関係者が多い
- 連携先システムが多い
- 急激に変化できない
- 現状維持が重要
- 様々なシステム
- 様々なルール
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なぜアーキテクチャを定義するのか
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アーキテクチャがすべてのスタート
- 構造とプロセスが明確でなければチームは動けない
- プロジェクトマネジメントはアーキテクチャを前提とした実行段階の営み
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最初にすべてを固定的に決める必要はない
- 「選択肢を残す決定」はできる
- YNGNIの法則は今でも有効
- つくりすぎないくらいが適当
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どうやって選択したらよいのか?
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選択の観点
- 様々な観点でバランスをとる作業
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3つの観点
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ITサービス運営
- 「アプリケーションを作る」から「ITサービスを運営する」へ
- 利用者からのフィードバック
- 様々な人が関わる
- 終わることのない持続的な活動
- ITサービス運営モデル
- 構造、プロセス、機能、ITサービス、サービス、満足度
- 運用、業務、企画、開発
- より、「ITサービス運営」を意識したアーキテクチャ設計になっていく必要性がある
- 指標
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品質
- IT/ソフトウェア品質特性
- 品質とはなにか?
- 多面的
- 8つの品質特性と31の副特性
- 経済産業省
- ソフトウェアメトリクス高度化プロジェクト
- 情報システム/ソフトウェアの品質メトリクスセット
- 技術選択においては、品質特性同士が打消し合う場合もある
- 安易な両立は避けるべき
- コストの観点では保守性が重要
- 性能効率性は、仮想化/クラウドいにより少し自由に
- 互換性はあらゆるシーンで重要
- エンタープライズでは、信頼性、セキュリティが重要
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技術
- 共有と固有のバランス
- 共有された資源を最大限に活用
- 固有ドメインの特性を最大限に発揮
- プラットフォームとマイクロサービス
- プラットフォーム
- 共有資源の定義
- IaaS,PaaS,SaaS
- マイクロサービス
- サービスによってシステムを構成
- APIによって連携
- 独立した構造とプロセス
- 独自のライフサイクル
- 個別のドメインに従う
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多面的に組み立てることが大事
- すべての要素に利害関係者がいることを把握
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アーキテクトの覚悟と責任
- 最大公約数を目指す
- 銀の弾丸はない
- 妥協せずあきらめる
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最後に
- アーキテクチャ設計の観点は変化して切る
- チームで取り組もう
- よりよい選択のために継続的な努力を