市場規模
30億円
DMM:約700、CAMPFIRE:約1600 2社の合計だけでも3年で約3倍増
サロンユーザー
20代後半〜30代(25~34歳:40%)
ビジネス意識が高い人が多い
サロンオーナー
芸能人
文化人
経営者、実業家
SNSのフォロワーが多い一般人
頻出キーワード
居場所
共感
共有
仲間
価値観
交流
挑戦
ニュース
主催者の不祥事によるサロンのクローズ
アンジャッシュ渡部建サロン
箕輪編集サロン
大手企業の動き
ミズノ
19年に会費無料のサロン「#ミズノチャレンジ」を開設
プロ野球観戦グッズの開発などで意見を募った
ベネッセコーポレーション
妊娠・出産・育児向け事業「たまひよ」のオンラインサロンを開設
子育ての悩みに答える動画を配信、会員からの相談に医師や助産師などの専門家が回答
子連れで参加できるイベントも目玉のひとつとして企画
ファン獲得やマーケティングの場として利用
トラブル
国民生活センター:19年に入ってオンラインサロンに関するトラブルの苦情が増え始めた
悪質サロン
起業や投資をテーマにしたサロン
思った効果が出なかったという苦情
「情報商材」詐欺
金融取引や金もうけなどのノウハウを商品と称して販売
情報商材を巡るトラブルの報告は過去5年で5倍 この一部にサロンのトラブルが含まれている
対策
DMM
開設前に「反社チェック」を実施
投資系サロンとは誓約書を結ぶ
開設後もスタッフがサロンを巡回し、問題のあるやりとりや更新頻度を点検
CAMPFIRE
全サロンに担当者をつけ、トラブル解決にあたる
今後の課題
業界団体の設立や共通ガイドラインの策定
運営内容
オンライン上での交流
オフ会、イベント
セミナー、勉強会
会員限定の情報発信
メルマガ、ブログ、セミナー動画
分科会(メンバー有志の活動)
サロンタイプ
ファンクラブ型
・著名人、有名人が主宰するサロン ・芸能人や著名人に近づけるという目的で入会する人が多い
向いている人:主宰者のファン 不向きな人:スキルアップを目指す人
雰囲気:ソフト、ゆるい
コミュニティ型
・共通の夢や目標、趣味などを持つ仲間と交流できるサロン ・サークル活動に近い ・「所属感」「仲間意識」「居場所」を求める人が入会する
向いている人:同じ趣味を持った人を探している人 不向きな人:趣味がない人、学びや交流がメインではない人
雰囲気:ソフト、安心・安全
プロジェクト型
・企画や目標をかかげ、資金・会員を募集するサロン ・1人では成し遂げることの難しい大きな企画に参加できる ・スキルを発揮できる ・仕事の受発注ができる
向いている人:自主的に行動ができる人 不向きな人:受動的な人
雰囲気:ハード、意識高い系、熱狂系
セミナー型
・主催者の専門的な知識や経験が学べる ・主催者はカリスマ的存在 ・メンバーの質が高い ・離脱者多い
向いている人:学ぶモチベーションが高い人 不向きな人:学ぶモチベーションが低い人
雰囲気:ハード、意識高い系、スパルタ式
成功要因
オーナーの権威性
オーナーのカリスマ性、専門性、信頼性、リーダーシップ、熱意に惹かれる
ビジョン・目的
サロンのビジョンや目的が明確で共感できる
コンテンツ
質の良いコンテンツ(ノウハウ・情報)を提供し続けることができる
「つまらない」「飽きた」と思わせない工夫をしている
交流
定期的なイベントをオンライン・オフラインを開催している
価値提供
オーナー:自分にしか提供できない価値を提供する メンバー:自分の才能を活かし、新たな製品やサービス開発に参加しお金を稼ぐことができる
料金
退会率を軽減し会員数を確保するため、提供価値に見合った適正価格で設定する
失敗要因
飽き
継続的に何か面白い事が出来るかもと期待させるイベントや仕組みがない
メンバー同士の交流が少ない
メルマガを読むのがメインなど、サロンメンバー同士の交流がほとんどない
目的とのギャップ
自己成長のためにならない、同調圧力が強く結局貢がされただけ
コンテンツの質の悪さ
同じ内容のコンテンツの繰り返し
サロン内容が「習い事(ハウツー・ノウハウ)系」
①「学びが為にならない!退会しよう!」
②「学びが為になった!!退会します!」
どちらに転んでもサロンメンバーが退会する設計になっている →サロンが成長しない
退会率
10%/月
500人の場合だと、少なくとも毎月50人は辞めるので、毎月50人の新規会員を獲得してトントン
新規顧客獲得
本業を成功させ権威を身につけ、継続的に新規顧客の獲得をする
同じ場所(自分のSNSのフォロワー)に訴求しても、新規顧客を獲得し続けることは不可能 →サロンの会員をキープし続けるには常に新しい市場に出ていかないといけない
オンラインサロンだけでビジネスしない
オンラインサロンの会員に何かしらの方法で本命商品(いわゆるバックエンド商品)につなげる
主に「内発的動機」が入会目的になっている
Who:誰が(有名人、文化人、一般人のインフルエンサー) Why:どのような目的で What:何のコンテンツを How moch:いくらで(価値=適正価格) How:どのような運営スタイルで継続的に提供してくれるか ↓ ユーザーは自分の目的と重ねて最終的に判断する