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1000系
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種類
- A1085,A1080,A1070,A1050,A1060,A1100,A1200
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特徴
- 純アルミ合金、熱処理なし
- 加工性、熱伝導性、耐食性が良いが、強度は弱い
- 純度が高くなるにつれ、強度が落ちる
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加工用途
- 電線、反射板、工業タンク、溶接線、熱交換部品
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2000系
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種類
- A2014,A2017,A2024,A2219
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特徴
- Al-Cu-Mg合金
- Cuが含まれているため、強度は上がっていますが、耐食性は劣ってる
- 切削性が良い
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加工用途
- ネジ類、リベット類、油圧部品、ゴム成形用金型
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3000系
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種類
- A3003、A3103、A3203、A3004、A3104、A3005、A3105
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特徴
- AlーMn系
- Mnが含まれているため、純アルミの加工性と耐食性は活かしたままで強度アップされてる
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加工用途
- アルミ缶、電球口金、複写機ドラム
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4000系
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種類
- A4032、A4043
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特徴
- AlーSi系合金、熱処理なし
- Siが含まれているため、耐摩耗性、耐熱性が向上されてる。例えば、鍛造のピストンによくつかわれてる
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加工用途
- ピストン、シリンダヘット
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5000系
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種類
- A5005、A5021、A5042、A5052、A5652、A5154、A5254、A5454、A5754、A5082、A5182、A5083、A5086
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特徴
- AlーMg系
- Mgが含まれてるので、強度と耐食性は向上させた合金です。種類が多くて、添加されてるMgの量によって、用途も幅広く分かれている。ただ、冷間加工のままでは経年劣化が生じやすく、強度が落ち、応力腐食割れ発生する恐れがある
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加工用途
- 板金製品、車両、内外装、アルミホイルなど
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6000系
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種類
- A6101、A6061、A6082
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特徴
- AlーMgーSi系
- Mg,Si両方含まれているため、強度、耐食性共に良好で、押し出し性も良いです。代表的な構造用材ですね。だだし、溶接には向いていない、溶接部分周辺のところの強度も落ちる恐れがあるため
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加工用途
- 家電製品、ガードレール、建築用材など
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7000系
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種類
- A7010、A7075、A7475、A7178
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特徴
- AlーZnーMg系
- 熱処理すると、最も強度が強い合金になる
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加工用途
- 車軸、スキーストック、航空機材
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Al
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短所
- 強度弱い
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長所
- 耐食性
- 加工性
- 熱伝導性
- 溶接性