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パフォーマンスゴールとラーニングゴールとは
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達成目標を決めた行動の枠組み(フレームワーク)
- ある出来事をどのように解釈するか、どのような情動を覚えるか、それに対してどのように振る舞うかという行動の枠組み(フレームワーク)を決める達成目標のことです。
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種類
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パフォーマンスゴール
- 固定的知能観観
- 不適応行動
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ラーニングゴール
- 暗黙的知能観
- 適応行動
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ゴール定義
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パフォーマンスゴール
- 自分自身の能力に対して好ましい評価を得ることが最大の達成目標
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ラーニングゴール
- 自分の能力を伸ばすことが最大の達成目標
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特徴
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パフォーマンスゴール
- 成長をもたらすが、同時に困難や失敗の可能性がある状況を避ける傾向がある
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ラーニングゴール
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困難な状況に自らすすんで、粘り強くチャレンジしていく
- 浅薄な人たちから能力を疑われることもあるかもしれませんが、結果的に、大きな何事かを達成する
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行動
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パフォーマンスゴール
- 自分の能力を好意的に評価してもらうこと、または少なくとも、能力のまともさを示すことに、常に支配されています
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能力に対する自信が高い時は、習熟指向性のパターンを見せ、何かを成し遂げることがある
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高い自信を維持することは非常に困難
- 非適応的な救いのないパターン
- 現実逃避的になり、内省するより他者を攻撃するパターン
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ラーニングゴール
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常に新しい知識やスキルの獲得、つまり自己成長に焦点を当てています
- 自信の揺らぎにもあまり影響されません。
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振舞い
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パフォーマンスゴール
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非適応的な救いのないパターン
- 非適応行動の源
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ラーニングゴール
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自然と適応的な習熟指向性のパターン
- 習熟指向的な行動の源
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認知のメカニズムの違い
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パフォーマンスゴール
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あらゆる出来事を、常に自分の能力が高いのか低いのか、まともなのかまともでないのか、を計測されてしまう機会ととらえる
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失敗
- 自分の能力は大したものではないのだ
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努力
- 努力なく行えるという事実は、能力が高い
- 大きな努力が必要だという事実は、能力が低いことを意味します
- 努力は能力の欠如
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ラーニングゴール
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自分の能力を向上させることに焦点を絞ります
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失敗
- 自分が上達のために最適な道筋を歩んでいるのかを再検討するチャンス
- 何らかの改善が必要だということを教えてくれる機会
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努力
- ものごとに習熟し、潜在能力を開発する手段として捉えます
- たとえ、才能というものがあったとしても、努力だけが、それを開花させると考えます
- 努力は能力以上に重要な資質
- 失敗や努力という経験を、学習や戦略の見直しの機会として認知