1. ルーティング機能の実装
    1. 再配送
      1. ディストリビュートリスト
        1. RouterDにディストリビュートリストを設定し RouterEへ192.168.1.0のルーティングアップデートを止める。
          1. RouterDにて (config)#access-list {1} deny 192.168.1.0 0.0.0255 (config)#access-list {1} permit any (config-router)# distribute-list 1 out FastEthernet 0/0
      2. EIGRPのAD値の変更
        1. (config)#router eigrp 1 (config-router)# distance eigrp {内部AD値} {外部AD値}
      3. EIGRPからOSPFへの再配送
        1. EIGRPからOSPFへの再配送。 なお、EIGRPのAS番号は【5】、OSPFのプロセスIDは【20】。 クラスレスの経路も再配送すること。
        2. (config)# router ospf 20 (config-router)# redistribute eigrp 【AS番号】 subnets
      4. EIGRPとOSPF双方向の再配送①
        1. 1-1.EIGRPの設定を開始 (指定するASはshow running-configにて確認) RC(config)#router eigrp 30 1-2.EIGRPへOSPFの情報を再配送する。 (指定するOSPF番号、シードメトリックはshow interfaceコマンド結果を基に判断) RC(config)# redistribute ospf 1 metric 100000 10 255 1 1500 1-3.OSPFの設定を開始する。 (指定するプロセスIDはshow running-configにて確認) RC(config)# router ospf 1 1-4.OSPFへEIGRPの情報を再配送する。 (内部コストを可さんするようにする) (config-router)# redistribute eigrp 30 metric-type 1 subnets
        2. ルーティングプロトコルは受け取る側で設定するイメージ
      5. EIGRPとOSPF双方向の再配送②
        1. PC1と2の通信を可能にするため、下図の手順に従い RBに OSPFとEIGRP 双方向の再配送設定する。 (経路を冗長化しているので 広帯域を優先するようにAD値の変更も行う) なお、RCの設定は完了している。
        2. 1-1.EIGRPの設定を開始 (指定するASはshow running-configにて確認) RB(config)#router eigrp 30 1-2.EIGRPへOSPFの情報を再配送する。 (指定するOSPF番号、シードメトリックはshow interfaceコマンド結果を基に判断) RB(config-router)# redistribute ospf 1 metric 1544 2000 255 1 1500 1-2-2.EIGRPのAD値を変更「内部:90」「外部:109」 RB(config-router)# distance eigrp {内部AD} {外部AD} 1-3.OSPFの設定を開始する。 (指定するプロセスIDはshow running-configにて確認) RC(config)# router ospf 1 1-4.OSPFへEIGRPの情報を再配送する。 (内部コストを加算するようにする) (config-router)# redistribute eigrp 30 metric-type 1 subnets
    2. VRF
      1. 1.VRFを作成【VRF10】 (config)#ip vrf 【VRF名】 2.ルート識別子は【1:10】 (config-vrf)#rd 【ルート識別子】 3.作成したインターフェースを関連付ける (config)#interface range fastEthernet 0/0 - 1 (config-if-range)# ip vrf forwardinf 【VRF名】 4.作成したVRFでOSPFプロセスID【1】を起動 (config)#router ospf 1 vrf 【VRF10】 (config-router)#network 192.168.12.0 0.0.0.255 area 0 (config-router)#network 192.168.13.0 0.0.0.255 area 0
    3. PBR
      1. 条件に一致した際はNETX-HOPを指定 (ICMP)
        1. 振分け条件 冗長化している経路で プロトコルによって使用する経路を使いわけるため、以下の順番でRAにPBRの設定をする。 (A社から送られるICMPトラフィックはフレームリレーを使用。それ以外のトラフィックは通常のルーティングを行う)
        2. 1.全ての送信元から全ての宛先に対するicmpを対象にした拡張ACLを作成。 ACL番号は「100」(anyを使用) (config)#access-list 100 permit icmp any any 2.ルートマップを作成。ルートマップ名は「map-icmp」シーケンス番号は[10] (config)#route-map {ルートマップ名:map-icmp} permit {ルートマップ番号:10} 3.PBRを実行する条件を定義 (config-route-map)#match ip address {拡張ACL番号:100} 4.PBRの動作内容を定義(条件に一致した場合は「172.16.11.2」に転送 (config-route-map)#set ip next-hop {転送先IP:172.16.11.2} 5.PBRをインターフェースに適用する (config)#interface FastEthernet 0/0 (config-if)# ip policy route-map {ルートマップ名:map-icmp}
      2. 条件に一致した際はIFを指定(TCP)
        1. 振分け条件 冗長化している経路で プロトコルによって使用する経路を使いわけるため、以下の順番でRAにPBRの設定をする。 (A社から送られるHTTPトラフィックはルート2を使用。それ以外のトラフィックは通常のルーティングを行う)
        2. 1.全ての送信元から全ての宛先に対するHTTPを対象にした拡張ACL[120]を作成anyを使用しポート番号は「80」とする (config)#access-list 120 permit tcp any any eq80 2.ルートマップを作成。ルートマップ名はmap-http シーケンス番号20 (config)#route-map {ルートマップ名:map-http} permit {ルートマップ番号;20} 3.PBRを実行する条件を定義。 (config-route-map)#match ip address {拡張アクセスリスト番号} 4.PBRの動作内容を定義。条件に一致した場合は「serial2/0」から転送。 (config-route-map)#set interface serial 2/0 5.PBRをインターフェースに適用 (config)#interface FastEthernet 0/0 (config-if)# ip policy route-map {ルートマップ名:map-http}
    4. show
      1. ディストリビューションリストがどの インターフェースで適用されているか確認
        1. #show ip protocols
          1. Routing Protocol is rip Sending updates every 30 seconds, next due in 19 seconds Invalid after 180 seconds, hold down 180, flushed after 240 Outgoing update filter list for all interfaces is 5 Incoming update filter list for all interfaces is not set FastEthernet0/0 filtered by 15 (per-user), default is 15 FastEthernet0/1 filtered by 15 (per-user), default is 15
      2. ルートマップを表示
        1. #show route-map
          1. route-map ospf_eigrp, permit, sequence 10 Match clauses: ip address (access-lists): 1 Set clauses: metric 10000 21000 255 1 1500 Policy routing matches: 0 packets, 0 bytes
      3. 再配送の設定にあたり、シードメトリックとして 使用する情報を確認する
        1. #show interfaces
      4. インターフェースに適用されているルートマップを表示
        1. #show ip policy
  2. IPv6
    1. 基本
      1. IPv6ルーティングを有効にする
        1. (config)#ipv6 unicast-routing
      2. OSPFv6ルーティングプロセスを有効にする
        1. (config)#ipv6 router ospf {プロセスID}
      3. 1280バイト以上のパケットにフローラベルでマーキングする
        1. (config)#ipv6 flowset
    2. IPv6 ACL
      1. 物理インターフェースに適用
        1. (config-if)#ipv6 traffic-filter {ACL名:ACL2} in
      2. telnet の許可
        1. 1.ACL名は【ACL1】 (config)#ipv6 access-list {ACL名:ACL1} 2.送信元【2001:0:0:1::1】から宛先【全て】に対する【telnet】を【許可】 (config-ipv6-acl)#permit tcp host 2001:0:0:1::1 any eq telnet 3.作成したACLをVTYポートにin方向で適用する (config)#line vty 0 4 (config-line)# ipv6 access-class {ACK名:ACL1} in
    3. OSPFv3
      1. OSPFv3が有効になっているインターフェースの詳細情報を表示
        1. #show ipv6 interface
      2. OSPFv3設定
        1. プロセスIDは【1】、ルータIDは【1.1.1.1】、IPv6アドレスは【2003:1::1/64】とする。
        2. 1.IPv6ルーティングを有効にする (config)#ipv6 unicast-routing 2.OSPFv3ルーティングプロセスを有効にする。 (config)#ipv6 router ospf {1} 3.ルータIDを指定する。 (config-rtr)#router-id {ルータID} exit 4.Fa 0/0にIPv6アドレスを設定する。 (config)#interface FastEthernet 0/0 (config-if)#ipv6 address {IPアドレス:2003:1::1/64} (config-if)#ipv6 ospf {プロセスID:1} area {エリアID}
      3. OSPFv3 ヴァーチャルリンク
        1. RBとRCに仮想リンクを設定する。 RB(config)#ipv6 router ospf 1 RB(config-rtr)# area {エリアID} virtual-link {接続先のルータID:13.1.1.3} RC(config)#ipv5 router ospf 1 RC(config-rtr)# area {エリアID} virtual-link {接続先のルータID:12:1:1.2}
    4. show
      1. IPv6ネイバーテーブルの表示
        1. show ipv6 neighbors
      2. OSPFv4の情報を表示
        1. #show ipv6 ospf