K社での体験
当時のK社の状況
日本的大企業
業界2位のプライド
他部門のせいにする
解決策
まずは社員の意識改革
変革の必要性を理解してもらう
理由
改善策に意味を持たせるためにはを実行者である社員の納得が必要
2度と同じことを起こさないという意識をもってもらう
データと事実に基づいて理解を促す
期限を決めた事実ベースの議論
期限を決めたら有無を言わせず行う
案件をよく理解して「着地のイメージをなるべく早くimageする」
スピードの向上
初動とPDCAのスピードを向上
早い変革!
変革は基本方針の精度が60%くらいでも実行にうつす。その後はPDCAサイクルで改善していく
短期間の方が抵抗勢力の抵抗も短い&少ない
変革後は小さな成功事例を積み重ねていく。そういうムーブメントを作るのがリーダーの仕事
ゆるい会社は初動が遅い
部門のスピードは部門長のスピード感で決まる
科学的、経済合理的経営システムの導入
PDCAサイクルの再構築!!(ここに重点を置いた)
PDCAをまわす「仕組み」と「スピード」のチェック
実際に現場を見て、本質的問題を抽出し、仕組み作りを行った
データと論理的思考に基づく仮設と検証
現場へ行くときは目的と仮説を持って現場へ行くこと
学ぶことを尊ぶ風土の醸成
研修へ行く人をばかにする文化になったらお終い
悪しき文化の改革と良き文化の継承
悪しき文化
偉い人ほど働かない
部分最適、全体不適合
良き文化
会社ブランドを愛する心
人を大切にする心
心を合わせる力
合意決定した後の組織のパワーがすごい
→組織単位で評価されるようにする
体験で学んだ変革における要諦
閾値をいかに早く越えるか
そのための優先順位とタスクを決める
セット改革
企業文化の改革:戦略の改革=6:4
→風土と人が変わらないと会社は変わらないから
変えるべきものと変えてはいけないものの見極めが重要
正しいことを正しくやるのがベスト。間違えていることを正しくやるのが最悪(成果はでないし、正しく実行している社員が疲弊する)
情理と合理のマネジメント
1ミリ単位のバランス力
あっちをたてれば、こっちがたたない。そういう矛盾が多いけどそこから逃げないで最適解を導いていく!
多種多様なアプローチが必要(イメージが湧きにくい。。。)
外科的アプローチ
バッサリと不採算な事業を切る
心療内科的アプローチ
バッサリと切ると、血がでるので別のアプローチでフォロー?
漢方的アプローチ
最後に問われるのは人間力
昔先輩に同じことを言われて、若い時は納得がいかなかったが、今は納得(同じ次元で納得しているとは思わないけど。。。)
ベンチャー企業での挑戦
社長就任の思い
創業者と縁があり、心の底から創業者が再びビジネスに挑戦できることを願う気持ちから社長に就任
日本経済への貢献
ベンチャー企業の第2の成長ステージ構築のロールモデル
世界に通用する「日本発のサービス企業」
ハート型経営→科学的経営、オーナー主導経営→組織力を活かす経営
未知の体験による自身の成長
オーナー企業ベンチャーを変革する挑戦
ハンズオンのマネジメントスタイルからまかせて育てるマネジメントスタイルへ
変革のテーマと具体策
社員個々の成長
成長サイクルの徹底
自分の頭で考え、自発的に行動し、結果をレビューし、次の行動につなげる
組織力の向上
部門連携の強化
合意による意思決定
変革リーダーに求められる要件
スピード(もっとも大事)
リーダーシップ
Visionの設計
マネジメントアートの領域
言葉や論理を越えた能力
向き合い続けること(逃げない)、いつも一生懸命でいること、修羅場を経験することで得られる
言葉の大切さ
Visionの浸透
理解→実践→意味づけのプロセスが大事
Communication
1番重要な人に直接話しかけることが大切
同じことを言い続ける勇気を持つこと
リーダーが持つべき姿勢
使命感
「無私」であること
命を懸けるくらいの気概
矛盾と対峙し続ける姿勢
上司は矛盾との向き合い方を部下に教えるべき
強靭でしなやかな精神力
リーダーとしてのぶれない「真・善・美」
Q&A
トップでない人はどうやって会社を変えればよい?
諦めないこと
自分で変えられなくても後世に託す思い
どうやったら矛盾と向き合う能力を育んだか?
能力じゃない。しぶとさ、折れない(曲げられても戻ってくるようなしなやかさ)
逃げたら終わりという意識
メッセージ
浪人中に学んだこと
人材の流動化が必要
志について
社会のため人のため
無私であり続けること
準備しておく
3本の糸
志が無ければ転機の糸は見えない、準備が無ければ怖くて糸をつかめない
すぐに変わらなくても諦めないこと
臨界点を超えたときに変革は起こる
後世のためにという思いと「後世に託す」思いを持つ
何事にも「意味」を見出す力
苦難、挫折もプラスに思える力
日々の姿勢
自分が抱えている業務はよりベターにするにはどうしたらいいだろうと考える
成果を共有する
同じ世代のメンバーに成果を広める努力をする
部下に教える
上司にも意見を言う
言ってもしかたがないと諦めないで
「何を成し得たか」も大切だが、「どの様に向き合ってきたか」の方が大切(大事にしたい)