1. 家族によるサポートがない人たち
    1. 家族がいないという問題
    2. 自分を必要とし大切にしてくれる存在がいない人たち
      1. 自分の存在が社会の中で認められているという感覚
      2. 社会的承認
      3. 人間の幸福にとって必要不可欠な条件
      4. 1. 経済的生活上の側面での支援
      5. 2. 心理的な側面
    3. シングル化という日本社会の問題
      1. 老後にひとりで居たくない
      2. 一生シングルで暮らすのは不安だ
      3. 配偶者がいないことによるマイナスの面に注注目が集まりつつある
      4. 結婚が簡単にできない時代への突入
    4. 家族の存在を前提にした社会保障制度
  2. 第1章シングルとはどのような人たちか
    1. 日本とアメリカでシングルの意味は異なる
      1. 日本では配偶者がいないか親密なパートナーがいない人のこと
      2. アメリカでは恋人がいない人のこと
    2. シングルにもいろいろな形がある
      1. 来歴
        1. 未婚
        2. 離別
        3. 死別
    3. シングルの増加は少子化孤立化を招く
    4. シングル化とはどのような現象なのか
    5. 将来20万人が孤立死
  3. 第2章 家族とシングルをめぐる戦後社会の2つの常識
    1. 孤立していなかったかつてのシングル
    2. 家制度の中のシングル
    3. 一人暮らしのシングルの増加
    4. 2つの常識の形成
  4. 第3章パラサイトシングルの出現変質そして限界
    1. 日本はパラサイトシングル先進国
    2. パラサイトシングルの変質
    3. パラサイトシングル現象の功罪
    4. 限界を迎えたパラサイトシングル
    5. 親の年金便りの中年シングル
    6. 高齢シングルの孤立がもたらす弊害
    7. 市所に埋葬課ができる?
    8. シングル化がもたらすディストピア
      1. 経済格差
      2. 家族格差
  5. 第4章シングルかに追って拡大する家族格差
    1. 家族モデルが硬直している日本社会
    2. 日本では家族のみが福祉資源になっている
    3. 日本の社会保障はシングルに冷たい
    4. 家族の役割が大きいと未婚化少子化に
    5. シングルになりやすい人なりにくい人
    6. 高収入の人は前向きに離婚する
  6. 第5章家族難民にならないために個人で出来る事
    1. 孤立化しないための自衛策
    2. 婚活で脱シングルの確率を高める
    3. 熟年再婚のチャンスが広がっている
    4. シングルの孤立化を防ぐ共同生活
    5. バーチャルな家族やペットの効用
  7. 第6章家族何人を作らないために社会でできること
    1. シングル化対策の2つの方向性
    2. 従来型にこだわらない婚活支援の広がり
    3. 多様なカップルが生まれやすい環境整備
    4. 個人単位の社会保障制度へ
      1. 年金制度
      2. 健康保険
      3. 住宅政策
      4. 雇用対策
      5. 養子里子制度
      6. 社会参加の仕組み
  8. エピローグ今私たちに課せられている宿題
    1. 3つの変化をはらむシングル化
    2. 家族難民の増加を防ぐ2つの方策